ただいま、Ep.12 ページ13
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テヒョンは
ゆっくりと時間を稼ぐようにジミンの方へ振り返った
「声、出すなよ」
壁に追いやれたジミンにジリジリと近づく背中は
まるで、一週間ぶりの食事をするライオンのような姿だった。
「こんなことして、何が楽しいんだよ」
テヒョンを睨みながらそう話すジミンは
唾を吐くような口調だった。
「俺が、楽しくてやってると思う？」
ガッとジミンの髪を鷲掴みにすると
思いっきり自分の方へ引き寄せた。
「''邪魔''だから消してるだけ」
「邪魔…って…」
「お前は邪魔者。俺たちの仲を壊す、邪魔者。邪魔者はいらない。消す。」
「お前…マジで狂ってる…」
「一人の女を愛すのがそんなに可笑しい？」
パッと髪の毛から手を離すと
その手をジミンの首元へ突き出した。
その勢いのせいで壁に頭を打ちつけたジミン。
ジミンが悲痛の表情を見せたのと同時に
テヒョンの力のこもった指がジミンの皮膚にめり込むのが見えた。
めり込んだ皮膚から赤黒い液体がじわじわと溢れ出した。
『…っ…、や…！』
真っ白な壁に赤い液体が飛んだ瞬間
テヒョンの第一関節あたりまでジミンの皮膚に食い込んでるのが見えた。
声にならない声を出してもがき苦しむジミン。
私は唖然としてその場に立ち尽くし、血の流れる様を見続けるしかなかった。
「…くっ、…は…っ…！」
顔色ひとつ変えず、ジミンの首に圧力をかけていく。
その口角は…上がっていた
楽しんでる。
ジミンの喉を潰すことを…楽しんでいる。
殴るでも蹴るでもなく
彼が真っ先にした行動は喉を潰すことだった。
喧嘩と言ったら殴るか蹴るかが関の山だと思っていたが
今私が見ているこの光景は…
現実で起こっていることなのか
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綺螺 - ﾘｱﾙ･ﾆﾅｲﾀ･ﾐﾀｲﾃﾞｽ (2020年3月9日 4時) (
レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんてユラちゃん - 怖いけど泣けますね(・∀・) (2018年7月23日 18時) (レス) id: 1ab187734f (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 怖かったけど、面白いのでついつい先読みしたくなっちゃいました笑笑 (2018年4月7日 11時) (レス) id: 6ed9e5bdcb (このIDを非表示/違反報告)
くろぷけ(プロフ) - 初めまして!!!本当に愛が深くそれと同時に闇の深さを味わえる作品でした!!!衝撃的な部分ばかりで正直夜中に見るべきものじゃなかったですwwあまりの衝撃に「えぐ...」と声に出してしまいましたが、とても面白かったです!!!!!!(＾ω＾ (2018年3月31日 23時) (レス) id: d5c421cc77 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - リソヌさん» 初めまして！そういった感想をいただけて嬉しい限りです｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ 番外編もいつか投稿しようと考えていたところだったので、もし書ければ投稿しようと思います＾＾ (2018年3月17日 16時) (レス) id: 7bc4b60aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆた
| 作成日時：2018年3月11日 21時
