ミルクナム.4 (ページ10)

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心配事② _JSside ページ10

みんなで急いでユヒョンのいる病室に向かいスンチョルが扉を開けると。

「え、みんなで来たの？」

いつも通りのユヒョンの姿があった。

息を切らした僕らを不思議そうに見るユヒョン。

SC「意識不明って....！」

「10分程度だよ笑。」

SG「よ、良かった....」

JS「身体どこも悪くないの？」

メンバーはみんな安堵した顔をしてベッドに横になっているユヒョンの周りを取り囲む。

スングァンとスニョンなんて涙と鼻水を流しながら手を握ってる。

ハニはさっきがら「パボ....」とユヒョンの頭を優しく撫でていた。

「心配かけてごめんね....」

WZ「無理はするなってよく言う癖にお前は....！」

ジフンが感情を露わにしてユヒョンに強く言う。

いつもユヒョンに何かがあるとジフンは焦る。

まるで自分の見に何かがあったかのように。

2人は一緒にいる期間が長い分、お互いをよく分かりあっている。

だからこそ、互いのことに敏感なんだろう。

「個人活動しながら皆の活動を見てるうちに自分の存在意義が分からなくなっちゃって....SEVENTEENに俺は必要なのかなって....」

ユヒョンはそうぽつりぽつり、呟いた。

話を聞く中でソクミンは耐えきれなくて「そんなことないです....ヒョン」と声を漏らす。

「だから頑張ってSEVENTEENに必要不可欠な存在になれるように活動して来たのに....。頑張れば頑張るほどメンバーとの時間は削られて孤独が増えるばっかりだった」

JS「お疲れ様。ユヒョンが頑張ってるの僕達知ってるよちゃんと。」

SC「個人活動はしばらく中止にしよう。安静にするのが今は一番だ」

「ヒョン....」

JN「僕らの活動もカムバ期間が終わったから落ち着くし宿舎に帰ろ、ユヒョン」

「....うん！」

その後ユヒョンは点滴を一応受けた。
マネヒョンもユヒョンの今後のスケジュール調整を事務所へ頼んだ。

久しぶりにメンバーと宿舎に帰ったユヒョンはただただ嬉しそうな顔をして

「ただいま」

と微笑んだ。