世知辛い世の中.2 ページ8
土方「はぁ....わぁたよ、認める」
近藤「トシ....!」
押しに折れた土方に近藤は驚く。
法度というものに厳しい土方が認めたのだから。
するとAは笑顔で土方に頭を下げた。
『ありがとうございます。トシ』
土方「なんでテメェにトシ呼ばわりされなきゃいけねーんだよ!」
今にも殴りかかりそうな土方を近藤が宥めながら止める。
そんな土方の肩に沖田は手を置き言う。
沖田「まあまあ、落ち着いてくだせぇトシ」
土方「面白がってんじゃねぇ!!!!」
火に油を注ぐ形になってしまった。
松平「まあ、安心しろ。Aちゃんの腕前は確かなものだからよォ」
松平のとっつぁんはそう言ってAの頭を撫でた。
どう言う経緯で松平と出会い信頼出来る関係になったのか詳しくは分からない。
だけども、松平が信頼してるとなると
松平「それに俺が貢ぐのはいい女だけだ」
土方「はあ....大体真選組に女が入ったって周りにどう思われるか....」
沖田「何言ってんでさぁ。既に税金泥棒だチンピラ集団だって罵られてるんですぜぃ?そこに美女が入りゃ」
近藤「イメージアップか!」
認めたくはないが真選組の評判をあげるためにもいい事だろう。
しかしAはそんなのお構い無しにテーブルの上にある客用のお菓子を頬張っていた。
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時