自分の身は自分で守れ.1 ページ40
「ある人が今日江戸に戻って来るらしいぞ」
「あぁ先生だろ、荷物が先に届いてるぞ。何か新型武器とか持って来たらしいぜ」
「はぁ、俺オニューの刀欲しいなぁ・・」
屯所内はある人物の話で持ち切りだ。
ある人物とは伊藤鴨太郎。
文武両道で優れた能力を有し、1年程で真選組の参謀まで上り詰めた男。
そんな男が今日帰ってくるのだ。
屯所の騒がしい中、土方が部屋から出て来た。
そしてAを見つけると言う。
土方「A、行くぞ」
『はい?』
新しい刀を自慢しながら騒いでた近藤と沖田は2人が屯所を後にする後ろ姿だけを見届けた。
『十四郎さん、何処へ行くんです?』
土方「刀直しに行くんだよ、大分ガタが来た」
そのまま刀を治しにいつもの場所へと足を運ぶと刀を見ておじさんは口を開いた。
「大分暴れている様だな、この前来たばかりなのに」
土方「仕方がねぇだろ」
修理に時間が掛かると言うおじさんの話を聞きながら土方はある刀が目に入る。
壁に飾られた一刀の刀。
『あの刀が良いんですか?』
土方「あぁ、旦那その刀直るまでこの壁に掛けてある刀使っていいか」
「それは止めた方がいいよ、妖刀だ」
妖刀。
しかしそんなもの土方は信じなかった。
刀を受け取り店から出ていく2人を見つめながらおじさんは一人呟いた。
「俺はちゃんと言ったからな・・・」
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時