【銀魂】愛を知りながら (ページ32)

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世間は狭いようだ.4 ページ32

『ふわとろオムライス1つ』
幾松「どのメニュー見て言ってんのさ。ラーメン一杯ね」

お妙と近藤と別れた後、Aは北斗心軒で昼を済ませようとしていた。
ラーメン屋でオムライスを頼むAは毎度の事なのか幾松は聞き流す。

「蕎麦を一杯頼む」
幾松「またアンタかい」

Aの隣に座ったのは白いバケモノと長髪の男。
メニューにないはずの蕎麦を頼んだ男にAが声をかける。

『蕎麦もいいね』
「うむ。蕎麦はたんぱく質とビタミンBが入っているから身体にも良い」
『へぇ....小太そんなに蕎麦好きだった？』
桂「ヅラじゃない桂＿＿＿ん？小太？」

自分の事を「小太」と呼ぶ人物は桂の中では1人しかいない。

桂「な、な、Aじゃないか!!!?」
エリ《どうも初めまして》

大きな声を出した桂に幾松が「静かにして」と注意をする。

「何故ここに?!!?」
『オムライス食べに』
「貴女が食べるのはラーメンよ。はい」
『わあ、ありがとうございます』

Aの目の前には美味しそうなラーメン。
割り箸を割りながら桂の話を聞くA。

「今まで何をしていたんだ。ご飯は食べてるか？彼氏は出来たのか」
『父親かよ。真選組で働いてる』
「そうか真選組で....真選組？」

Aはラーメンを啜り、スープを一口飲むとあっけらかんとした顔で言う。

『吃驚だよね、かつての仲間が久しぶりに再開したら警察と犯罪者だって』