世間は狭いようだ.2 ページ30
土方「すまねぇが今手が離せなくてな、代わりに近藤さんを連れ戻してくれねェか」
土方にそう言われたのは数十分前。
Aは紙に書かれた簡略された地図を元に歩みを進める。
なんでも近藤さんは想い人の所へ行っているらしく、回収して欲しいとのこと。
近藤には惚れた女が居ると本人からも聞いていたがどのような人物かまだお目にかかれて居なかったので良い機会だとAは思った。
『恒道館道場....此処だ』
とある道場の前で足を止めた。
紙に書かれた恒道館道場と言う文字と掲げてられた表札とも一緒だ。
挨拶をしようとAが一歩踏み出した時だった。
「とっととくたばりやがれ糞ゴリラァァアアアッ!!」
近藤「ブベラッ」
『.... 近藤さん?』
近藤と思わしき人物が吹き飛ばされAの足元で伸びている。
何事かと思っていると中の方から女の人が出て来た。
茶色の瞳でセミロングの茶髪をポニーテールにした女だ。
「あら、初めまして。その服...もしかして新ちゃんの言ってたAさん?」
『ど、どうも』
志村妙。
万事屋に居た志村新八の実の姉だ。
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時