美人嫌いな奴は居ない.5 ページ15
屯所へと帰り土方に手当を施されるA。
沖田は傷口を見ながら顔を歪ませた。
沖田「随分と深い傷口ですねィ」
『そんな痛くないんですけどねぇ』
土方「嘘つけ」
消毒を付ける度に顔を痛そうに歪ませているA。
自分を庇ってついた傷を土方は負い目を感じていた。
そんな土方にAは気づいている。
するとAは『あの....』と口を開く。
『守る事に理由なんて無いです。それに総悟さんが言ってたじゃないですか』
土方を真っ直ぐ見て告げる。
『受け身だけじゃ大切なもん1つ護れないって』
意を決したような声に土方と沖田は目を見開く。
彼女は真選組の為に身を粉にする覚悟をしていると。
土方「俺はお前を信じる。だからお前も俺らを信じろ」
『!....ありがとうございます、仲間が出来たみたいで嬉しいですね....』
沖田「何ってんでさぁ、俺らはもう仲間だろぃ」
そうですね、とAは花が咲くように笑った。
その美しい表情に2人は息を飲んだ。
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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月12日 22時