虹色七侍のうさぎさん【JW】3 (ページ11)

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紅一点、猫と再会です 4 ページ11

▽宇佐side

それからしばらくしてのこと。

自宅に一通の手紙が届いた。

「…アイラ?!」

手紙なんて出すキャラじゃないアイラから届いた手紙に驚きが隠せない。

急いで封を開けると一枚の紙と写真。

≪Aへ
手紙とか書きたくないけどあなたの連絡先知らないからとりあえず最初だけ。
これわたしのIDだから追加しといて。≫

「…手紙というよりメモ？」

まぁ予想はしていたが。

あのアイラが手紙を送ってきただけでも奇跡に近いこと。

同封されていた写真もそんなに期待を込めずに見た。

「これ…」

アイラと初めて喧嘩して仲直りした時のものだった。

お互い言いたいこと言いあって泣きじゃくりながら喧嘩したんだっけ。

ふたりとも負けず嫌いだからお互い引かなくて…笑

最終的に馬鹿らしくなって終わったんだよね。

まぁ、一週間ぐらい意地張って口きいてなかったけど。

懐かしいな、なんてくすりと笑った。

その写真の裏に何かが書いてあることに気が付いた。

「…もぅ、ばか。」

視界がにじんだ。

目にゴミが入っただけだけど。

『私の右隣はAの席だからね』

別に恨んでなんかない。

アイラが芸能界を去った理由も知っている。

だから攻めるつもりはない。

これからもアイラとは長い付き合いになりそうだ。

途切れかけていた二人をつなぐ糸が強く固定された。

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Twitterの方では子役時代の話をのせております！

なぜアイラは芸能界を引退したのか、二人はどんな関係だったのか。

それが明かされます…!!!

気になる方はぜひ！