五十 ページ5
恵達とどうすべきか考えていれば、僕のスマホに着信があって、画面を見れば蒼社の屋敷からだった。
そういえば仕方なく登録してたっけと呑気に考えながら、スマホを耳に当てる。
五条「もしもし?今忙しいんだけど__」
後にしてくれる?という言葉が僕の口から続くことはなかった。
五条「………恵、やっぱり“A”のことは僕に任せてほしい」
伏黒「え」
五条「じゃあね」
恵達に別れを告げて目指すのは学長室。
通話の相手は僕に助けを乞う前に、悲鳴のようなものをあげた。
そして数秒と経たない内に、耳元でブチッと不愉快な音が鳴って。
蒼社の家は恐らく今、何者かによって襲撃を受けている。
その何者かに心当たりがあるからこそ、恵達に任せるわけにはいかなかった。
蒼社の家は悪く言ってしまえば、御三家や他の呪術師の目を惹かない。
あってもなくてもどうでもいい家。
そんな家を襲撃する理由がある人間なんて限られるし、僕が知っている限りでは1人しかいない。
夜蛾「…Aが蒼社の家を襲撃したと?」
五条「他に思いつきます?」
夜蛾「………」
五条「僕は今から蒼社の屋敷に行く。上の連中には報告しないでください」
夜蛾「お前のことだ。報告したところで揉み消す気だろう」
五条「流石学長!僕のことをよく分かってる」
夜蛾「Aのこと、頼んだぞ」
五条「…当たり前ですよ」
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よっちゃん - すきすぎたやばいですね。。。。。。別の作品も頑張ってください (2021年2月6日 3時) (レス) id: 7291101692 (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - レネットさん» コメントありがとうございます!アリスのことを好きになっていただけて作者は嬉しいです…レネットさんの心を満たせるような小説を書けていたなら心から良かったと思います(^^)こちらこそ読んでいただきありがとうございました! (2021年1月6日 11時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 最初読んだとき、アリスちゃん嫌な奴だな…と思ってたけど最後まで読んだらアリスちゃんを好きになっしまった…。そして七海のハンカチを差し出すという紳士的な振る舞いがカッコよすぎて心が満たされました。面白かったです。ありがとうございます。 (2020年12月31日 23時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
刹葉(プロフ) - ccndayoさん» コメントありがとうございます…!とても嬉しいです。ccndayoさんの好みに合う小説を書けていたなら、良かったです(^^)こちらこそ読んでいただきありがとうございました! (2020年12月28日 12時) (レス) id: 1a2812ca8a (このIDを非表示/違反報告)
ccndayo(プロフ) - 読ませて頂きました。もうホントに素敵すぎて途中途中感情移入しちゃって涙が出ました。小説も夢小説もたくさん読んできましたが私のどタイプな内容でした…。素敵な作品をありがとうございます (2020年12月27日 22時) (レス) id: 625a5cfc03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹葉 | 作者ホームページ:http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時:2020年12月1日 16時