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私が恵と合流したのは最悪なタイミングだった。
宿儺「素晴らしい。鏖殺だ」
『…ほーら。ハプニング発生』
伏黒「輪禍！？なんで来た？！」
『こういうハプニングが起こった時の為。っていうか…』
ゲラゲラと笑う青年の方を見る。
宿儺が受肉するまでの一部始終を見てたけど、助かる為とはいえ、普通指食べる…？
宿儺「…？女、お前いつからいた？」
『今来たけど。え？何？女だからって私を殺す気？』
宿儺「察しがいいな」
最悪とはまさにこういうことを言うのでしょう。
でも今此処で殺されるわけにはいかない。
『はぁ……【両面宿儺が私に触れる方法−100】』
目前に迫る宿儺の手。
伏黒「輪禍！！避けろ！！！」
恵の声が後ろから聞こえるが、私は避ける気も逃げる気もない。
何故なら
宿儺「…どういうことだ？」
彼は私に触れられないから。
『有限呪術。それが私の術式。有限であるものに干渉出来る。デメリットもあるけど』
具体的に何が出来るのかというとまぁ色々。
説明なんて面倒だから今まで誰にもしたことはない。
ただ一人だけは説明せずとも私の術式を理解して、“変な使い方すんなよ”って心配してくれたけど、それももう十数年前の話。
宿儺「面白い。殺し甲斐があ___」
？「人の体で何してんだよ。返せ」
『……え』
私の目の前で宿儺が一人二役してる。
宿儺「お前なんで動ける？」
？「？いや、俺の体だし」
『今のうちに失礼しまーす』
と宿儺から距離を取って恵の元に行く。
『恵、大丈夫？』
伏黒「大丈夫なわけねーだろ。…つーかお前…有限呪術って………いや。そんなことは後回しだ」
恵は宿儺の受肉体である彼を見て、冷たく言い放つ。
伏黒「動くな。お前はもう人間じゃない」
？「は？」
伏黒「呪術規定に基づき、虎杖悠仁、お前を“呪い”として
虎杖悠仁…それが彼の名前かと私は暢気に思っていた。
虎杖「いや、なんともねーって。それより俺も伏黒もボロボロじゃん。早く病院行こうぜ。誰か知んないけど伏黒の友達なら手伝ってくんね？」
“お願い！”と言う虎杖君は私を見ている。
「今どういう状況？」
場に合わぬ陽気な声に私はマジかと呟いた。
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緋雪(プロフ) - 大好き過ぎて定期的に見てます泣泣泣 (2023年3月30日 3時) (
レス) @page32 id: 44bf006712 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 刹葉さんの作品大好きです！！以前のぶりっ子のお話もとっても好きでしたが、今回のお話の五条先生もとっても好きでした！！ (2022年2月10日 18時) (レス) @page32 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
jyjy - ガチ泣きしました…… すっかり作者様のファンです！ (2022年1月29日 19時) (レス) @page32 id: 2ce4079fbc (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました…。感動しすぎて。作者様は本当に神ですね。どの作品も本当に面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年7月21日 3時) (レス) id: d69ff754f7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 泣いてしまいました…！ 続編が欲しいと思うのは私だけではないはず！ (2021年3月21日 18時) (レス) id: 2fea210edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹葉
| 作者ホームページ：http://mobile.twitter.com/fall_0613
作成日時：2021年2月23日 13時
