なにわのシンデレラガール 1

🧡 ページ6

流星side



『流星くん、ベースメイク終わったのでお願いします〜』


「は〜い！ちょっと待ってなぁ」



ツアー中の Aメイクとヘアは僕が担当してる。

もちろん、メイクさんに色々教えて貰いながらだけど、、


白い肌、キリッとしていて、吸い込まれそうな瞳
元がいいからなんでも似合う、この子、、

「今日はどんな感じにしますかお客様〜？」

『今日はピンクメイクでお願いします〜』

「かしこまり〜ぃ！」




始まるいつも通りの茶番。


『流星くん、ほんっと天才！』


メイクが終わって鏡をじっくり見てる。
目をキラキラさせて喜んでくれるから嬉しい。


ーーーー


『いつも、メイクしてくれるお礼です！』

いきなりデパコスの紙袋を渡されて

「なにこれー？ありがとう！」


中身をみたら、買うか迷っていたけど
高くて諦めていたパウダーが入っていた。


「まじ！？これ、くれんの？」

『はい、差し上げます！』

「今日これ、仕上げにつけてみる〜」

『これで今日は絶対メイク崩れゼロですね！』

「ほんまにありがとう、 A」

『いいえ〜』

「さっ、じゃヘアやろっか、」


初めは何だか近寄り難くて
なんだか恥ずかしくて距離を置いてた僕達だけど
なにわ男子結成を期に少しずつだけど話すようになって
いまではコスメの話で盛り上がったり
ショッピングにいったり、
僕の大切な人。


一緒にデビューしようね、 A

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