今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:420,197 hit
小｜中｜大
magic 14. ページ14
＊
『話の分からない人ね⋯私は仲間にはならない！そうなれば、貴方が此処に居る理由はもう無い筈よ？』
すると、彼はニシシと歯を見せて笑った。
この状況で何故笑うのかと、彼女は眉を顰める。
「まだ、お前を助けてねぇ。
だから、俺達は帰らねぇ！」
“助けて”⋯彼女がずっと、望んで来た事だった。
孤独の中生きてきた彼女が、ずっと願った事だった。
『私を助けても、貴方達は何の利益も得ない。
それでも貴方は、私を助けるの？』
彼女は思っていた⋯“欲深い人間が、見返りを求めない筈が無い”と。
「あぁ、助ける。
だってお前⋯“助けて”って、言っただろ。」
真っ直ぐな瞳に耐えられなくなり、彼女は視線を下に落とした。
『ありがとう⋯お気持ちだけ、受け取っておくわ。』
然し、彼女の出した結論は、自身の想いとは反するものだった。
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
澪(プロフ) - まいさん» すみません、誤字です。正しくはシリウスになります。ご指摘ありがとうございます！ (2018年11月24日 16時) (
レス) id: c2128c3ba6 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 夢主の名前が27はシリアスで28ではシリウスになっているのですがどっちが正しいのですか？ (2018年11月24日 16時) (レス) id: 5ed5d15de5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：澪 | 作成日時：2018年7月14日 19時
