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芸人さん ページ28
？「なんや、自分。」
関西で自分とは僕のことを指す……はず！
迅「迅っていいます。この辺に家があるんです」
そう言うと、その男は怪訝そうな顔で
？「せやからって何も知らん俺泊めるん。」
何も知らんけどさ……目の前で追い出されてる人をほっておくほど僕冷たくないよ……苦笑
迅「だって、僕の家シェアハウスだし。」
管理人僕だし。
と、言うとその男は急に顔を真っ赤にして後ずさりした
？「！？シェアハウス！？無理無理無理無理！俺人見知りやねん！！//////」
え。その割には僕と喋ってるじゃん？(え、もしかして人間として見られてないのか……)
迅「まあ、とにかく来てみません？そんな気にしなくていいとおもうんですけど。」
？「ほんまか？…1回だけな…行ってみるわ…」
迅「よっしゃきた！新入居者！(小声)僕、小鳥遊迅って言います！シェアハウスの管理人です！」
向「(だいぶ態度変えよったな…笑)俺は向井康二。関西から芸人としてきたんやけど…」
話を聞くと、向井さんは関西だけでは幅を広げられないと思い、売れていたが、事務所を辞めて東京でまた芸人として活動し始めたらしい。でも、その芸が関東人には合わず、なかなか仕事が貰えなかったそう。
向「せやから、芸人辞めてカメラを仕事にして、生きていこうかと思ってるんです。」
迅「ほぉー…。」
芸人辞めるの勿体ないと思うけどなぁ……
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作者名：青いうるふ | 作成日時：2020年2月23日 3時
