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起きたらもう朝だった。
待ってる。なんて言っときながら寝ちゃった。
「んーーーー」
伸びをして寝返りをうったら
翔くんの目に捕まった。
櫻井「おはよ」
朝からなんて甘いんだ。
いつもは整ってる顔が、ふにゃんとしてて
なんだか可愛い
「翔くんおはよ」
「昨日は寝ちゃっててごめんね」
櫻井「ううん、寝てるだろうなーって思ってたから」
「ごめんね」
櫻井「謝んなよー。俺があんな時間まで付き合わせちゃったんだし」
「ありがと」
やっぱり甘い。
櫻井「俺、着替え買ってくるからさ、待ってて」
「翔くん、女の人が着る服分かるの？」
前々から思ってたけど、翔くんはオシャレには無頓着な感じがする。
櫻井「まぁ、一応。
普段モモが着てるの見てるしさ」
「そっか、じゃあよろしく」
昨日来ていたスーツに着替えて、
「任せとけ」そう言って出ていった。
ﾌﾞｯﾌﾞ
音を立てた携帯を鞄から取り出した。
「げっ……」
智くんと潤くんから、それはそれは沢山の通知が来てた。
今まで忘れてたけど、そりゃそうだ
2人して朝まで帰ってこなかったんだもん。
ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
ついさっき鳴った通知にコールを鳴らした。
「もしもし、智くん？」
大野「はぁ、やっと繋がったよ」
「ごめん…」
大野「今翔ちゃんと一緒なの？」
「いや、その…まぁ」
大野「2人で一晩過ごしちゃった感じかぁ」
「う、ううん！そういうことじゃないよ？」
大野「まぁ2人のことには口出ししないよ」
「じゃあ2人で楽しんで？」
「ちょ、智くん」
ﾌﾟｰｯ ﾌﾟｰｯ
「切れた…」
それから暫くして、部屋のドアが開いた。
櫻井「ただいまー」
「あっ、おかえり」
櫻井「そんないいもんは買えなかったんだけどさ…」
「どう？」
翔くんの手には、ポケットが付いただけのシンプルなTシャツと、ひらひらのスカートがあった
「可愛い…」
櫻井「うそ！まじ？」
「やったー！」ってガッツポーズしながら
「それモモに似合うと思ったんだ」
なんて言うもんだから、、
このまま翔くんと一緒に居てもいいんじゃないか。
そう思った。
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作者名：YAGI | 作成日時：2018年4月28日 23時
