6話 ページ7
キララ視点。
「よし、ついたぜ！お前ら、これから頑張れよ！」
うーん、うるさい
『わかった。じゃあな』
竜胆&キララ「『ありがと』」
「…！お前らかわいいなぁ！おう！！じゃあな！！！」
『ね、竜胆ニイチャン、入るよ？』
竜胆「おう。あ、待って。オレが開ける。後ろにいろよ。」
『うん。ありがとう』
やっぱオレのために前に出てくれるなんて、竜胆ニイチャンカッコいい……
手繋いでるから、あんまり後ろには行けないけどね。
竜胆「失礼しまぁす」
バリアフリーか知らないけど、ちょっとデカい後ろのドアを竜胆ニイチャンが開けた。
「…灰谷、席はそこだから、早く座れ」
あー…相澤とかいう奴に言われて席へ座る。
オレ等の席は縦だったけど、遠かったから竜胆ニイチャンの股の間に足組んで座った。
爪を見て、
『ね、兄貴、これめっちゃ上手くできたんだけどどう？』
竜胆ニイチャンはオレの指を包み込む様に優しく握って、
竜胆「んー、めっちゃ上達してるな。可愛い。」
なんて話をしながら耳だけ話を聞く。
「…〜〜だから、次の時間は自習だ。灰谷らは個性ありのテストだからサボんなよ」
『へー』
竜胆「ふーん」
なんて、適当な返事を返す。
休みの時間になって、
「ね、ねぇっ、灰谷？さん、質問いいかな？」
「あ！うちも質問したいんやけど、いいかな？」
「俺も聞きたいことがあるんだけどさ、いい？」
「私も！」
「俺も！」
なんて、大騒ぎしている。
オレは上を向いて竜胆ニイチャンと目を合わせた。
竜胆「いいよ。何？」
「えっ…と、うちからええかな？」
なんて聞いてくるので
『何？』
「うち、麗日お茶子って言うんやけど、2人はどんな関係なん！？もしかして、恋人！？」
『違うよ。オレ等兄妹だし。』
「でも、にしては仲良いね…」
竜胆「そうでもねぇと思うけど、いつも通りだよな？」
『うん。いつも通り。プレゼント・マイクにも同じ事聞かれた』
「そっか…ありがとう、灰谷さん！」
「じゃあ、次は俺から聞いてもいいか？」
『いーよ。何？』
「上鳴電気！俺の名前ね。えっと、なんで途中から入ってきたの？」
『元々入る予定なかったんだけど、保護って事で入れられた。』
竜胆「コイツ1人の筈だったんだけど、もうひとりの兄貴と3人じゃないと入んねぇっつってコイツが3人にした。」
「へぇ…ありがと！」
「あ、の…聞いてもいいかな？」
『いーよ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綺羅(プロフ) - 号哭。さん» めんどくさがりなので更新に期間が空いたりしますが、辞めることはないので気長に待っててほしいです〜！！頑張ります！ (8月26日 15時) (
レス) id: d514eccb9d (このIDを非表示/違反報告)
号哭。 - 凄く好きです……!!更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (7月24日 6時) (レス) @page33 id: 07f289d1de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綺羅 | 作成日時：2022年8月10日 13時
