大丈夫。【鬼滅の刃】

参拾伍ノ舞 ページ37

『御免下さい…』


宇髄「来たか。
まあ、上がれ。」

『…はい。』




宇髄「雛鶴、まきを、須磨。
こいつが氷雪日Aだ。

氷雪日、右から、雛鶴、まきを、須磨だ。
これからお前たち4人には、遊郭に潜入してもらう。」

『よろしく、お願いします…。


遊郭、ですか。』


雛鶴「…Aさん、お顔色が宜しくないようですが、大丈夫ですか？」

『大丈夫、ですよ。
ありがとうございます、雛鶴さん。』


宇髄「お前らは俺が遊郭まで連れていく。
ここで化粧して、行くぞ。


鬼の棲む、遊郭に。」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


須磨「やだぁ！Aさんったら、化粧しなくてもとっても美人じゃない！可愛い！好き〜！！」

まきを「こら、須磨！ごめんな、Aさん。でも確かに美人ね。」

雛鶴「とても化粧のしがいがありますね。
……出来ました、後はお着物を着て……。」

須磨「やっぱり可愛い！いや、美人ね！！！
きっと花魁様になれちゃうんじゃない？？」

『ありがとう、ございます……。

あの、皆さんはどうしてこんな私に優しくして頂けるのですか……？
私の話は宇髄さんから聞いているはずでしょう…』

まきを「仮にその話が本当だとしても、私達は今日初めてあなたを見た。
会ってもいない、話してもいない人のことを勝手に決めつけたりはしない。
それが、天元様の教えだから。

私達はくノ一なの。そして、天元様の3人の嫁。」

『そうだったんですね…。
失礼なことを言いました、どうかお許しください。』

雛鶴「そんなに固くならなくて良いのですよ？
私達はこれから、仲間なのですから。」

『仲間……。

っ、ありがとうございます……！』

参拾陸ノ舞→←参拾肆ノ舞

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す