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弐拾伍ノ舞 ページ27

悩みなんて無い。

大丈夫、私なら出来る。


私が刃を振るうのは何のため?
自分が満足するため?

ううん、違う。

少しでも、私のように幼くして両親を失ってしまったり、
命よりも大切な人を失ってしまう、そんな悲しい思いをする人がいなくなって欲しいから。


私はどうなってもいい。
人を守れて死ねたなら本望よ。


だから、私は鬼に刃を振るうんだ。

『…氷の呼吸 参の舞、氷水の渦』


「グアアァァ!!

こんな小娘ごときに…!」


『ごめんなさいね。

来世では、どうか幸せに人生を送れますように。』


「…!

ありが…と…う……。」


そう言って、鬼は灰となり消えていった。



『お礼なんて、言われる筋合いは無いのに。』






3人と協力して、廃村を占拠していた鬼の半数を葬った頃だった。


『…3人共、疲れたでしょう。

先に帰っていていいわ。』


炭治郎「俺はっ、まだ戦える!!!

なにより、Aを1人にしてのこのこと帰るわけにはいかない!」

善逸「俺はすごく弱い。

だけど、女の子に任せて逃げるほど臆病なんかじゃない!!Aちゃんを置いてくんなら、俺も残る!」

伊之助「子分のくせに親分先にかえすんじゃねえ!

俺に指図すんな!!!
俺は残るからな!!!」

『みんな……。


でも、私は“大丈夫”だから。

絶対に帰ってくるから、私の事出迎えてよ?
ほら、怪我もしているし…ね?』

炭治郎「大丈夫じゃないだろ!!」

『いいえ、大丈夫よ。』

善逸「でもっ……!」

『大丈夫だから。』

伊之助「俺はっ……!」

『さぁ、行って!』


炭治郎「…俺達が居ても邪魔になるかもしれない!

善逸、伊之助!早くこの場から去ろう!!!


Aが大丈夫って言っているんだ!ほら、早く!」


善逸「大丈夫って音はしてないのに……

なんでそんなに強いんだよ、Aちゃんは。
もっと弱いとこ見せてくれてもいいのにさっ……」

伊之助「猪突猛進!!!誰が一番か競走だァ!」


『…よかった、これで暴れ回れる。
周りのこと考える余裕なんてなさそうだし……。


……さっそく、お出ましって訳ね。』


鬼「女が一人だァ!!!!」

鬼「待て!喰うな!!女は“あの方”に持っていけ!」



『…あの方、ね。』


鬼「こいつ……っ、鬼狩りだ!!」

鬼「おい、紅い髪飾り……。

こいつだよ!!“あの方”のお目当ては!」

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設定タグ:鬼滅の刃 , オリキャラ , 鬼滅   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - まかろんさん» これからの展開、色々想像してみてくださいね! (2019年11月11日 16時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
まかろん - 童磨に攫われてしまった。。面白いです!次の更新も待ってます! (2019年11月11日 0時) (レス) id: f63dc04389 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りぃるんさん» それはうれしいです!!頑張りますね!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります!! (2019年10月28日 20時) (レス) id: d4cefe54cf (このIDを非表示/違反報告)
りぃるん(プロフ) - めっちゃおもしろくて即お気に入りにさしていただきました!!更新頑張ってください!! (2019年10月28日 7時) (レス) id: 1254c08065 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月14日 14時

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