Survival Gourmet１ ページ20
鉄は作れる！！仲間さえ増やせれば……！
千空/クロム「
コハク「餌言うな、二人して」
スイカが戻ってくるまでにクロム、千空と製鉄炉の改良だ。クロムには貝殻から作ったモルタルを製鉄炉に塗ってもらう。
そして日が沈み夜になった頃、5人で食事をしながらスイカからの情報を聞いていた。
スイカ「何か欲しがってる人がいないかコッソリ聞いてきたんだよ。まずガーネット、サファイア、ルビィのキラキラ三姉妹だよ」
コハク「おお、村一番の綺麗所だ！」
本当にこの村の住人は鉱石に関する名前が多い。それが一体何なのかは知らないようだが。
スイカ「3人がすっごく欲しがってるモノは＿＿」
千空「この時代の科学で作れるモンだとおありがてえがな」
A「それが最低条件だ」
作れるもので無いと、良い情報も意味を為さない。
スイカ「彼氏だよ！！！！」
千空/A「絶対科学じゃ不可能なのきた！！」
スイカの情報によると、ガーネットは強い男、サファイアはイケメン、ルビィはおごってくれる人が好みらしい。コハク曰く、欲望に果てしなく忠実。
コハク「因みにAのタイプはなんだ？」
A「……素直な子が好きかな」
まぁ好みの男性以前に、その人を試して試して信頼するところから始まるのが私の恋愛だろうけどね。けどもう嫌だな、あんな目にあうのは。
そんな私たちの隣で、クロムは焼き魚を頬張る。
クロム「おぅおぅ勝手なことばっか言いやがって女はこれだからよ。だから俺は女は嫌いだ、っつってんだよ」
コハク「お子ちゃまだな。クロムは！ルリ姉や私やAも女だが嫌いか？」
クロム「ルリとAはまだしもコハク、テメーは女と思ってねえよ。ゴリラだしな」
するとコハクはものすごい形相でクロムを睨む。その恐ろしさにクロムは服を脱いで土下座をしていた。
千空「おごってくれる人つってる奴だけワンチャンあんな。何を欲しがってる？」
クロムとコハクのやり取りを無視し、千空はスイカに話の続きを促した。
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作者名：Saki | 作成日時：2021年8月24日 16時
