白と黒と、【男主】【刀剣乱舞】 (ページ8)

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第50話ページ8

翔唯「……お前は強いなぁ…」

翔唯は微笑みながら天光丸をゆっくりと優しく抱きしめる

小柄な翔唯は背が高めな天光丸を包み込むことは出来ないが……

天光丸はそれに応える

ゆっくりと優しい翔唯の霊力が天光丸を包む

天光丸は、心地よさそうに目を細める

天光丸「俺は強くなんかないぞ？…皆がいてくれないと、すぐ堕ちるしなぁ…

でも、それは受け入れたくないから逃げることと、同じだ

……たしかに怖い

どうしようもなく体が震える

でも、だからこそ、

．

．

俺は逃げない……

もうこれ以上目を背けるわけにはいかないんだ

これからのために

…俺達のために……！」

翔唯は少し悲しそうな顔をして、

翔唯「……そう考えられることが、凄いんだよ

普通はそんなこと思えない…

だって受け入れられないから

だからお前は強いよ｣

そう翔唯が言うと天光丸は困ったように違うと否定する

すると、

陽岬「あのー、

2人でイチャイチャしているところ邪魔して悪いですが、話を続けてもよろしいですか？」

あまり時間はありませんので

そう冷たくいう陽岬

天光丸「ん、いいぞ…話せ～」

そんな陽岬に、ゆるーく返す天光丸。

陽岬「はぁ……ほんとに天光丸はいい意味でも悪い意味でも変わってない……」

少し安心した。そう微笑む陽岬

ﾌｩ……と、息を吐く

皆が息を飲む

一気に緊張感が高まる

陽岬「では、お話します。私に何が起きたのかを、」