第28話 ページ30
翔唯side
翔唯｢俺が、1番優先するのは自分じゃねぇ
俺の
…俺は、アイツらのためなら命なんて惜しくねぇ｣
こんのすけ｢…
では、
…天光丸様も……家族ということですか…？
貴方を主と認めていなくても
それでも家族なのですか……！？
私には理解しかねます…！
それにあの方の事は仕方がなかった事でしょう！？
過去は戻らないと、貴方様が仰ったではありませんか！！！！
……もしかしたらそのせいで…！
あなたの首が飛ぶかもしれない！！！！｣
こんのすけは必死になって叫ぶ
翔唯｢……｣
こんのすけ｢……翔唯様！！！！！｣
翔唯｢……あるじって認めないとダメなもんなのか？
あいつは、まだ、人を信じられない
それはしょうがないことだろう？
それに、そうさせたのは俺だ
その責任は俺にもある｣
こんのすけ｢…で、では
死んでもいいということですか？！！
…嫌です！！！そうしたらここの刀剣男士たちは、どうなるのですか！？！｣
翔唯｢……そうだなー…
アイツらは俺が居なくなるときっと
泣いちゃうだろ？｣
こんのすけ｢当たり前です！！！ですから！わたくしは！！！！｣
翔唯｢だから、俺はいなくなんないよ
政府だって、俺に逆らうってことが、どんなことか知ってるはずだ…
俺だってあいつらと離れるの嫌だ
だから、
アイツらが、俺が、俺達が
………孤独にならないために
俺はここまでやってきた｣
こんのすけ｢……わたくしは貴方様がいなくなってしまうのが怖いです……｣
翔唯｢……｣
うん、知ってるよ
お前が俺に怒る時ほとんどないから
よっぽど怖いんだな〜
でもさぁ？
翔唯｢……俺は、俺達の中にお前も含んでるつもりだったが…
そうか、こんのすけは家族じゃなかったか……
俺さびしーーなぁぁ？？｣
もう、お前は家族の部類に入ってたと思ってたよ
やっぱり、口に出さないとダメなもんかねぇ？
こんのすけ｢……！！！？
ｯｯｯ……がいざまぁぁぁぁぁあ！！！！！｣
翔唯｢う"っっっ｣
すごいスピードで、こんのすけが突っ込んでくる
それをキャッチすると
翔唯は優しく頭を撫でた
翔唯｢……｣
少し憂いを帯びた顔は、
誰にも気づかれずに
消えていった
．
翔唯(…まぁ、俺の、独りになりたくないっていうわがままがほんとんどなんだけどな…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 165人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2019年9月22日 0時
