第10話 ページ12
NOside
天光丸が言った「関わるな」という言葉は真意なのだろうか…そんな事を知っているものは誰もいない
『シーン・・・』
誰も何も話さない、
いいや、話せない。
翔唯「……そ、そうだ!!」
自ら、空気を良くしようと翔唯は口を開く
鶴「お?急にどうした?!」
他のものは
何をまたし始めるのだ?と、クエスチョンマークを浮かべている
それを知らずに翔唯は
元気よく答える。
翔唯「手入れ!!手入れしてないじゃないか!!」
髭切「……?僕達はけがしてないよ??」
急に何を言い出すかと思ったら
翔唯「いや!天光丸だよ!早く怪我を治してあげた方がいいだろ!!」
……そう…ここの少々審神者は馬鹿なのだ
翔唯「よし、思い立ったらすぐ行動だ!!」
いや、かなり馬鹿なのかもしれない
天光丸「……は??」
獅子王「お、おい!主?聞こえてなかったのか?天光丸が…」
翔唯「ん?聞いてたが??」
…じゃぁ…なぜこんな発想をするのだろうか
三日月「ふむ……天光丸よ手入れぐらいは受けれるか??」
天光丸「……」
…天光丸は悩んでいるようだ
翔唯「…?遠慮はいらんぞ!!(((」
……天光丸が悩んでいる理由が遠慮では無いことは確かだ
童子切「……難しいか??」
天光丸「……いや…あー、スマンが…先程から言っている、"手入れ"とはどのようなものなのかだったか、あまり覚えておらんのだ…」
長谷部「……は??貴様、まさか!?手入れを知らんのか!?!」
まさか、天光丸が手入れを知らない?
元々ブラック本丸だったからしょうがないのか??
いや、普通は知っているはず
天光丸「……いや、知っているし、されたことはある……が、それがどう言うものだったかは、あまり……」
あぁ、今はもうこの世に居ない天光丸の審神者だったものを心底恨む
知らないうちに殺気が皆から溢れる
それに対して、何がおかしいのかすらも分かっていなそうだ
……ここまで酷いとは誰も思わなかったのだろう
……
誰もが覚悟はしていたはずだった
自分たちとは真逆な生活をしていたというのも
翔唯から大まかに説明されていたから知っていた
でも、流石にここまでとは誰も思いもしなかった
石切丸「大丈夫。私たちが守るから……」
石切丸は泣きそうな顔で天光丸誓う
天光丸は、困ったように眉を下げる。
天光丸(お前らがどうにかできる問題ではないのに……)
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作成日時:2019年9月22日 0時