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3人をただただ私の買い物に付き合わせただけだった日の翌日。
安定の7時にモーニングコールで起こされて、昨日買った服を着て、ちゃんとメイクもしてきたら。
『ねえ、きみ何年生？』
『かわいい〜』
大学に着いた途端、変な輩…5人くらいに絡まれている。
いわゆるナンパみたいなことをされるのは生まれて初めてだ。
めんどくさい……でも先輩っぽくて下手なことはできない。
『初めて見た気がする。新入生？』
「いえ…」
『あっちから歩いて来たよね？家近いの？』
「……えっ」
背筋がゾワッとした。
そんなとこから見られていたのか。
逃げようか、でも大人数だし…腕でもつかまれたらどうしよう？
絡むことは慣れてるのに、絡まれることには慣れていなくて…
肩にかかるトートバッグをぎゅっと握る。
『どっか行こうよ〜俺ら金あるしw』
『ウソつけお前ww』
『こいつこの前もさあ〜w』
「…」
何やらあちら同士で盛り上がり始めたから、少しずつ後ろに下がって距離をとる。
そのうち1人と目が合ってしまい、まずい、と足を止めると肩をぽんと叩かれた。
もう、今度はなに……
「A」
「…！」
「……大丈夫？」
知っている声と顔に、思わずちょっとだけ泣きそうになってしまった。
私が散々絡みに行っていた相手、ジョンハン。
彼も絡まれている時こんな気持ちだったはずで、それでも今の私にとっては逃げ道を作ってくれて…
申し訳なさと感謝でいっぱいになった。
『うわイケメン来た』
『彼氏？』
「違います、失礼します！」
ジョンハンの腕をつかんで、5人組から遠ざかる。
『今度2人共連絡先教えてねー！！』
背後からそんな言葉を投げられ、ギャハハハと笑う声も聞こえた。
…あの人たちは自分たちさえ楽しければよかったんだな、と少し苛つく。
「…何だあれ」
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な - すごく好きな小説です。更新は再開しませんか…？ (2021年12月18日 21時) (
レス) id: 6d1be3e57f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - wnynaさん» コメントありがとうございます！えっっちょっと嬉しすぎて秒でスクショしましたありがとうございます(TT)(TT)私なんてまだまだなのでwnynaさまの想像力のおかげです…！(;_;)一生分褒めていただいた気分です(笑)本当にありがとうございます！これからもお願いします！ (2020年11月14日 9時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
wnyna(プロフ) - もう琥珀さんと琥珀さんが書かれるお話が大好きすぎて毎日更新ないか確認して生きてます、、！ジョンハンの前髪がかきあげて、跳ねてる髪を見てたら目があったシーンなんて一度読むだけで情景が浮かびました。本当に素敵です。応援してます。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 0b52e8d8b9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！そうですね…間接的に言われたという感じです>< その辺りのことは近々お話に書こうと思っております…！わかりにくい書き方をしてしまい申し訳ないです(;_;) (2020年11月2日 8時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 質問なのですが、ハニさんから直接言われたことはないんですよね？あくまでも主人公ちゃんのみた夢の中で「あいつだけは」と言われたわけで。解釈合ってますかね？ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 0f7e13c0ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2020年10月8日 22時
