022 ページ23
.
「こんな4人で出かける日が来るなんてね！！」
「……ほんと、」
なんでこうなった…？？
話は3限目の終わり頃に遡る。
.
ジスと、ジョンハンのことばかり話しているうちに授業が終わった。
…なんか最近真面目に授業を受けていない気がする。
「じゃあジスまたねー」
今日は4限がないから、これからヨニとお買い物に行くことになっている。
最初は乗り気じゃなかったけどワクワクしてきた。
さっさと荷物を片付けてジスに手を振って教室を出ようとする。
が、お気に入りのトートバッグの持ち手を掴まれた。
「離してもらえる？」
「ジョンハンの機嫌直してから帰ってもらえる？」
「ええ…ヨニが待ってるのに……」
ヨニの名前を出せばジスは離してくれると思ったのだけど。
ジスの目がキラッとした。
…もしかして、私失言した？
「ヨニ？どっか行くの？」
「お買い物……」
「俺も行く」
「えっダメ！！」
「どうして」
「今日は私とだから！」
放課後までジスに取られたら…たまったもんじゃない。
それに、ヨニは私のために服を一緒に見てくれるんだから。
「行く」「ダメ！！！」を2、3度繰り返していると、急にジスの手が持ち手から離れる。
「…何してんの」
後ろからかけられた低い声にまたビクッと肩が上がる。
振り返ると、もちろんそこにはジョンハンが立っていた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2070人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な - すごく好きな小説です。更新は再開しませんか…？ (2021年12月18日 21時) (
レス) id: 6d1be3e57f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - wnynaさん» コメントありがとうございます！えっっちょっと嬉しすぎて秒でスクショしましたありがとうございます(TT)(TT)私なんてまだまだなのでwnynaさまの想像力のおかげです…！(;_;)一生分褒めていただいた気分です(笑)本当にありがとうございます！これからもお願いします！ (2020年11月14日 9時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
wnyna(プロフ) - もう琥珀さんと琥珀さんが書かれるお話が大好きすぎて毎日更新ないか確認して生きてます、、！ジョンハンの前髪がかきあげて、跳ねてる髪を見てたら目があったシーンなんて一度読むだけで情景が浮かびました。本当に素敵です。応援してます。 (2020年11月14日 1時) (レス) id: 0b52e8d8b9 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！そうですね…間接的に言われたという感じです>< その辺りのことは近々お話に書こうと思っております…！わかりにくい書き方をしてしまい申し訳ないです(;_;) (2020年11月2日 8時) (レス) id: 48d11b33af (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 質問なのですが、ハニさんから直接言われたことはないんですよね？あくまでも主人公ちゃんのみた夢の中で「あいつだけは」と言われたわけで。解釈合ってますかね？ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 0f7e13c0ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀
| 作成日時：2020年10月8日 22時
