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一日中退屈でむしろ疲れたのか、音楽室に来て隣に座ると私に全体重をかけてもたれてきた。
『重いんだけど』
YG｢ちょっとだけ｣
目を閉じて静かに息をする。
仕方なくそのまま鍵盤の蓋を開けて用意していると
ようやくちゃんと座った。
YG｢前やったとこ弾いてみて｣
言われた通り前に教えてもらったところを弾いてみるけど、まだぎこちない。
『指がそんなに滑らかに動かないよ』
やっぱり回数を熟さないと
そう考えながら鍵盤の上の自分の手を見つめていると、一回り大きな手がそれに重なった。
YG｢もう一回｣
『…うん』
そっと力が伝わってきて、誘導するように
手を重ねたまま演奏する。
そうすると自然と、指が思うように動いた気がした。
さっきのが嘘みたいだ
YG｢出来んじゃん｣
ふっと笑って、重なっていた手が離れて
代わりに私の頭を撫でた。
トクン、と胸が鳴る
YG｢疲れたし帰って寝るか｣
『もう終わりなの？』
YG｢不満か？｣
たった一節で終わりなんて勿体ない。
それに…
『…もう少しだけ、』
恥ずかしくなって口を噤んだ。
面倒臭いと思われそうだし
『何でもない』
笑顔を作って帰り支度をし終えると
ミンユンギがにやっと笑ってきた。
『な、何？』
YG｢俺ん家来るか？｣
『へ？』
見透かしたような表情に
頷くしか無かった。
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ナムジュンの彼女でｓ((殴 - 主様、ユンギおっぱにキスされちゃう世界線どこですか (2022年1月26日 22時) (
レス) @page48 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
さーあ(プロフ) - めっちゃいい話ありがとうございます 更新楽しみに待ってます (2020年12月9日 13時) (レス) id: db88210b2a (このIDを非表示/違反報告)
ユンギ推し - いいお話ありがとうございます！途中から泣いちゃいました（ウルウル） (2019年10月22日 22時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
miz(プロフ) - ねおさん» 嬉しいです;_;頑張ります！ありがとうございます^^ (2019年10月2日 7時) (レス) id: 457dd6a369 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 久しぶりに凄く素敵な作品に出会えました！更新待ってます！ (2019年10月1日 22時) (レス) id: 5786211d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年9月28日 23時
