陸くん争奪戦！？ (ページ2)

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保健室についたら鼻を冷やすように言われた。

陸くんはずっと付き添って話してくれて。

『部活の時間大丈夫？』

陸「全然大丈夫だよ？今日はほとんど練習も終わる頃だったし！」

気をつかってくれて本当に良い人だ…

『青山くん、ありがとう』

陸「え？お礼なんて…むしろ怒って良いんだよ？ボール当てちゃったの僕だし！」

『いやいや全然平気だもん』

陸「またそんなこと言う～女の子の顔に傷ついたら大変でしょ？責任取らせていただきます！」

『へ？』

責任取るって…え、なに結婚！？

いやさすがにそれはないか、飛びすぎよ私。

陸「あ、ごめん、もしかして彼氏いる？Aちゃんかわいいもんね～」

･･･。

は？

ドキドキが３周半くらいして意味不明です。

なになになんなのもう！

この人は乙女心を揺さぶる天才なの！？

てかその顔なに！捨てられた犬みたいな！

かわいすぎる…

動揺しまくりで思考回路が停止しました。

何とか絞り出した返事が。

『かわいくないです！彼氏なんていません！！！』

陸くんきょとん。

謎に大声出しちゃった …

陸「え？彼氏いないの？本当に？周りの男子は何やってるんだ…」

そんなこと言ったら勘違いしちゃうじゃん…

話題を逸らさなきゃ私の心臓がもたないと思って、

『あ、青山くんは彼女いるの？』

いや下手くそか！

陸「いるように見える？」

『ん～ボールが友達って言いそう。』

陸「正解っ！面白いね！笑」

どうやら話題を逸らすことに成功したみたい。