14.海沼流星 from BALLISTIK BOYZ ページ34
流星 side
「海沼くん、好きです、付き合ってください!」
校舎裏に呼び出されて、3人組の女子と向かい合う。
真ん中の女子が顔を真っ赤にして前に出てきて。
勇気を出して俺に告白!
流星「ごめん、君のこと知らないから。」
そう言い切ると告白してきた子が泣きながら走って去って行った。
そして両脇の子に睨まれる俺。
その2人も後を追って去って行った。
いやいや、俺が悪いのかよ。
よく知りもしない相手に告白されたって、気持ちが動くわけないじゃん。
ブラジル人とのハーフで、良くも悪くも目立つルックスだからなのか
全く知らない子に告白されることが多い。
人付き合いが苦手で、特定の友達としか話さないせいか、クールでミステリアスだなんて言われてるのも知っている。
まあ好意を寄せられるのは嬉しいけどさ、、
流「はあ、、、」
大きなため息をついて、近くにあったベンチに座りこんだ。
『っわあああああっ!!!』
ドスンッ
上から悲鳴が聞こえて見上げた瞬間、鈍い音と共に人が木から落ちてきた。
うちの制服を着ている女子だ。
流「うぇ!?だ、大丈夫ですか!!?」
『いっっった〜!!足から着地できて良かった〜!危ない危ない…!』
俺に気づく素振りも見せず、その子は足をさすりながら立ち上がった。
『…うわ!人いたの!恥ずかしい…』
俺に気づくと急に恥ずかしがって手で顔を隠した。
いや、今さら遅いし…笑
流「大丈夫ですか?笑」
ちょっと笑いながらになってしまった。
『あ、大丈夫です〜…あの、今のことは全て忘れていただいて…』
流「忘れられるわけないじゃないですか笑」
『ですよね!?いや〜やってしまった〜…』
ころころ変わる表情に何だかこちらが笑顔になってしまう。
おもしろい人だ。
流「どうして木に?」
『え…うーん、誰にも言わないでくださいよ!?』
『猫がかわいくて、ずっと見てたら走り出しちゃって、まだ見足りなかったので、追いかけて一緒に木に登っちゃって…猫見てました。』
流「ふっ笑」
思わず吹き出してしまう。
何だその理由、かわいいかよ。笑
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藤ちぇる(プロフ) - GuRinさん» 返信遅くなりました、すみません!リクエストありがとうございます!移行次第挑戦してみますので、お楽しみに! (2020年2月28日 16時) (レス) id: e2a65ded55 (このIDを非表示/違反報告)
GuRin(プロフ) - こんばんは!砂田くんの嫉妬するお話みたいです…いつも更新楽しみにしてますっ (2020年2月22日 2時) (レス) id: fe7c458fbf (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - めちゃくちゃおひさですいません!(´・c_・`) ねえちゃん呼び。最高すぎます!!! 続きがめちゃくちゃ気になります..!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - 初めまして^_^いつも更新楽しみに見させて頂いてます!バリボのお話、とっっっても素敵でした〜…(≧∀≦)バリボのお話の更新、楽しみに待ってます! (2019年10月2日 9時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - 藤ちぇるさん» はい! めちゃめちゃ楽しみに待ってます(笑) (2019年9月29日 20時) (レス) id: 64005cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤ちぇる | 作成日時:2017年8月16日 1時