Jr.EXILE に愛されすぎて困ってます。

▽ ページ27

声をかけてくれたのは、30代くらいのダンディーなバーテンダーさん。

ヒゲが似合っていて正直かっこいい。

左隣の夏恋を見ると目がハートになっていた。

実結「あ、えっと…」

醸し出される雰囲気に飲まれる私たち。

私はもちろんお酒のメニューなんてわからないし…

「お酒はお強いですか？」

璃「あまり…」

うんうんと頷くしかない私たち。

「ふっ笑 じゃあアルコール少なめでおまかせのカクテルを。」

『お、お願いします…』

笑われた…恥ずかしい

みんな話をすることもできず大人しく待っていた。



「嘉将、氷出してきて」

嘉「はい、マスター」

奥からもう1人出てきた。

あ、イケメンだ…

私たちと同じくらいの歳に見える。

バイトかな〜

なんて思いながら眺めていると、ふと彼が目線を上げてばっちり目が合った。

なんだろう、、吸いこまれそう、、

何だか目が離せなくて、、

顔が火照るのが自分でもわかった。

向こうはしばらく私を見た後、少し口角を上げて微笑み、奥に戻って行った。



な、なんだったの…

璃「あの子めちゃめちゃAのこと見てなかった？？」

右隣の璃がこそこそと話しかけてきた。

『そ、そう？？』

ドキドキしながら平静を装って返事をした。


ちょうどカクテルが出てきたので、ぐっと飲んだ。

実結「ちょ、そんな突然飲んで大丈夫？」

『…ふぇ？』

実結がなんて言ったのか聞き取れず

味わったことのない体の浮遊感を感じ

アルコールが体に巡ったのを感じ取った瞬間

私は意識を手放した。

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