幽霊になった彼女

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式が終わって、みんなが席を立ち始めると、ンダホが外に出たから、ついていくと、外でンダホが待っていてくれた





ンダホ「えー…っとぉ、俺が今見てるのは、ほんとにAでいいんだよね…？」





私がうん。と頷くと、ンダホは頭を抱えてしゃがみ込んだ





ンダホ「えぇー………どうなってんの……Aは死んだはずじゃ……」





A「死んだから幽霊になってこうなったんじゃん」





ンダホ「あぁ、そっか。Aは幽霊なんだよね……じゃあやっぱ触る事もできない？」





A「うん……シルクにも触れなかったし………」






ンダホ「とりあえず、俺の家帰ろ？色々話すこと、あると思うし」





ンダホの誘いをありがたく受け取って、ンダホの家に入った





ンダホ「そういえばさ、なんでAは成仏してないんだろう」





唐突に聞かれた質問に、私は数秒、答えることができなかった





だけど、考えてみると確かにそうだ





ふつう、死んだ後は成仏して、あの世に行くんだと思ってた





そうなってないのには、何か理由があるはず……





ンダホ「……心残りがある、とか？」





A「心残り…？」





ンダホ「そう。なにかあるんじゃない？やりきれてないことが」





あ、





一つだけ、しておきたいことがあった








A「ンダホ……私、シルクともう1度話がしたい」





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