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今日はオフだから、ショッピングにも行こうかなって思って、商業施設を1人でブラブラ




ショーウィンドウをしてたら見たことある人が店員さんと仲良さげに話してる。






え、北人くん?




···ここのお店って、







え、うそでしょ、



やっぱり、北人くんにはもう相手がいるんだ···








それから買おうと思っていたものも買えず、1人で涙を流しながら家に帰った



周りの人には変な目で見られたけど、そんなこと気にならないくらい悲しさが勝つ









涙は枯れて家に着いて、しばらくソファから動けずいたら電話が鳴る



「···もしもし」



?「もしもし、A?」



「あ、なんだいっちゃんか」




ディスプレイも見なかったから誰か分からなかった




樹「誰だと思ってんだよ笑」



「え、別に、見てなかったから」



樹「なんか鼻声じゃない?泣いてた?」



「いや、泣いてなんかないよ」



樹「嘘だ、ちょっと待ってて今行くから」




ええええ、どうしよ、こんな顔見られたらバレバレ
とりあえず···、目冷やさないと
洗面所に向かって鏡を見ると泣き腫らしていた自分の目にびっくりした

こんなんじゃ鋭いいっちゃんに痛いとこつかれてしまう



ピンポーン



あぁ、そうだいっちゃん隣なんだった···



「はーい、ちょっと待ってて」



急いでタオルを濡らして目に当てていると


ガラガラと洗面所のドアが開く音が聞こえる



「え···?」



樹「はぁ、やっぱり」



「いっちゃん?」



樹「うん、俺
てか不用心すぎだろ、鍵閉めないなんて」



あ、もしかして鍵閉め忘れてた?
放心状態で帰ってきて、北人くんのことしか考えれなかったから、


なんていっちゃんには言えない



「ごめん」




樹「いや、俺に言われても
てかそのタオル取れよ」



「や、やだ···!」



樹「なんでだよ、泣いたの俺に悟られなくて必死に目を冷やしてんだろ、バレバレだから」



って言われて、タオルを思い切り剥がされた



「ちょ、ちょっと!」



樹「うわ、ひどい目」



「もう!見ないでよ」



いっちゃんをおいて、リビングのソファに戻りうずくまる



樹「で、なんで泣いてたの?」



「いっちゃんには関係ない」



樹「ふ〜ん、どうせしょうもないことで泣いてたんだろ」



「しょ、しょうもないことじゃない!私にとっては大事なことで、北人くんのことだし!」



あ、言って気づいた、北人くんって言っちゃったし




.




.




.

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flowers(プロフ) - ましゅさん» うわぁありがとうございます!ちょっと認められ方は予想とは違ったかな?と思います(笑)けど、最後まで更新頑張ります(^^) (2019年10月27日 22時) (レス) id: a66ef0650c (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - いつも更新楽しみにしてます!!ついに北人君…!主人公ちゃんのお父さんに認められることを祈ってます!がんばれーー! (2019年10月26日 23時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:milk tea | 作成日時:2019年10月10日 8時

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