運命のヒト【Yoshino Hokuto】 (ページ27)

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朝起きて、携帯を開くと北人くんから1時間前にLINEが来ていた

北【俺今日オフだからAちゃんの家行ってもいい？】

えぇ？！

私の家に？！ちょっと待って、男の人を自分の家に入れたことのない私にはちょっとハードルが高すぎるましてや、好きな人だし、、、

でもここで家庭的なところを見せたら好きになってくれるかなチャンスだよね

よしいいよって送るか

なんかたったの3文字を送るだけで緊張するなぁ

【いいよ】と送った

すると、すぐ返事が返ってきた

北【じゃあ11時に行くね】

【りょうかい】

11時か、、と思って時計を見ると9:30を表示していた

やばい！！あと1時間30分しかない！！急がないと

お風呂に入って髪乾かして、部屋の掃除をしていて、気づいたら10:40を示していた

メイクしなきゃ、着替えは後でいいか

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メイクの最後、リップを塗る前にピンポーンと音がして、時間を見たらもう11:00になっていた

急いでインターホンを見ると北人くんがいて、手に持っていたリップをサッと塗ってはーいと言って玄関を開ける

北｢おはよう｣

と目がクリクリで可愛らしいスマイルを向けてくる
ずるい、しかも昨日より私服かっこいいし

見つめて、ぼーっとしていたら

北｢ん？どうした？
っていうか、Aちゃんそれパジャマ？かわいい｣

着ている服を見たら

｢うわあっ！忘れてた！！
見ないで！！北人くん// 恥ずかしいから//｣

バンッ

勢いよく玄関を閉めた

やらかしてしまった、急いでてすっかり忘れてた

北｢ちょっと、急に閉めないでよ～俺いるじゃん｣

｢あ、ごめんごめん
じゃあ、見ないで｣

北｢えなんで、かわいいよ？｣

｢そういう事じゃなくて、パジャマ見られるのは恥ずかしいの！！｣

私は寒がりで5月でもまだ寒いからもこもこなパジャマを着ている

北｢え、そうかな～？十分だけど｣

｢も、もう、あんまじろじろ見ないで//着替えてくる！！｣

急いで部屋に入って、私服を着る

やっぱり可愛いって言ってもらいたいから女の子らしい服がいいと思って、淡い紫のワンピースを着る

部屋を出て北人くんと目が合うと
私を見つめたまま固まっている

｢どうかした？もしかして変だったかな？｣

ふわりとスカートの部分を持ってちょっと回ってみる

北｢へ、変じゃないよ全然！
それより、もう昼だしちょっと遠いとこにご飯食べに行こ？俺車持ってるから｣

｢あ、うん！｣

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