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・・・ヒューと吹く、新しい春の風。
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今日から大学1年生。そして、入学式。
この春、福岡から宮崎に引越し私は一人暮らしを始めた。
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『お母さん、見てる?今日から大学生だよ。頑張るね。』
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と首にかけてあるペンダントを握りながら空を見上げた。
父「A!遅れるぞ!早くしなさい。先に行くぞ。」
静かに止まったから、私が止まったことに気づかなかったお父さんが数メートル先のところでやっと気づいた。
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お父さん、私を男手ひとつで育ててくれてありがとう。お母さんのことで自分を責めないでね。これから一人暮らし頑張るよ。お父さんも一人暮らし頑張ってね。
『もー、待ってよお父さん。』
どんどん先に行くお父さんの元へ走っていく。
『ねえ、お父さん。
お母さんとどーやって出会ったの?』
父「ん?そんなことはどーだっていいだろ。お前は、新入生代表挨拶の練習をしなさい。」
と、鼻を触りながら言った。
あ、照れてる。笑
絶対、いつか聞き出してやるんだから。
、、、って
『え!やばい。すっかり忘れてた。どうしよ。』
父「お前はどうしていっつもそうおっちょこちょいなんだ。適当に、この大学に入学できて嬉しく思います、とかでいいんだ。」
「もう!そんな適当じゃまずいでしょ!あーどうしよ、入学早々恥かいちゃう。」
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作者名:milk tea | 作成日時:2019年7月31日 0時