【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

目覚め ページ43

・


『ん……』

随分長く寝ていたのか、意識が朦朧とする。

『……っ』

そういえば……近海さんに変わって敵の相手してもらってたんだっけ……。

「あ、起きた？」

『……てんてん』

て「そうだよ〜てんてんだよ〜。……それで、痛い所とかない？」

『……特には無い。』

て「おっけ〜。……総統様、心配してたよ〜」

グルッペン……そりゃそうか。

『……なぁ』

て「？」

『アイツは……YASUは……まだ起きないのか？』

そろそろ、起きてくれてもいいんだけどな。

て「……多分、もう少ししたら起きるかもね」

『ほんとか！？』

て「YASUさんにかけられてる個性が弱まって来てるから……」

なら、良かった……。

『……雄英体育祭』

て「……そういえば、もうそんな時期か……」

YASUが起きていたら、見に来てくれるのだろうか……。






·





·







＿＿＿とあるバーにて。

「よーっす。ちょいと失礼するぜぇ……死柄木弔、んでオールフォーワン」

「……誰だ」

壊れたドアの前には、長い金髪を揺らす者と鬼の面をつけた者がいた。

「なーに、名乗らなくても分かるっしょ」

「……何の用だね。＿＿＿＿、＿＿＿＿＿。」

「……お前を＿＿＿＿あげてるんだから、感謝の敬意ってのは無いのかよ。……まぁ＿＿＿＿んのは＿＿と＿＿＿の判断だけど」

「……まぁまぁ＿＿＿＿、落ち着くべ。今は戦いに来てるわけじゃねぇべや。」

「……"裏社会"を牛耳っている君達が、態々ここまで足を運ぶ要件はなんだね？」

「……ちょっとした忠告だわ」

「……？」

「我等が＿＿＿直々の忠告べや。しっかり聞いとけよ？……オールフォーワン」

鬼の面をつけた者が持っていたボイスレコーダーから低い声が流れる。

「……私達は、＿＿らに手を出した覚えはないのだが……？」

「まぁ、その内分かるべ」

「勿論、この忠告の意味が分かってねぇわけじゃねぇよな？」

「……つまり、＿＿に直接関わってる人に手を出すなということだろ」

「んー、そういうこと。死柄木……志村君は分かってんじゃねーの？こんな忠告を貰ったことにさ」

「……ﾁｯ、あの2人か……！」

死柄木には、心当たりがあるようだ。

「……兎に角、忠告は守れよ。……本当に次はねぇべや」

「じゃーな。次会うことはないと思っておくわ」

「……分かったよ。"きっくん"、"あろまくん"」

そう言い、2人は消えた。

帰宅→←勝利

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す