ボナペティ！【ALL】 (ページ12)

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SJ「うわっ！グク！何！！」

テヒョンイヒョンとのよいしょって膝裏から持ち上げて、担ぐように抱っこして、俺の肩に手を置いて怒ったような顔したジンヒョンに

「ご飯でしょ！行くよ！」

って声かけて、テヒョンイヒョンから引き剥がすみたいにキッチンに駆けた。

後ろからヒョンが笑いながら

TH「後でみんなでゲームしましょう」

って言うの聞きながら。

今日の小さくなったヒョンは、多分7歳くらいだと思う。

発音もしっかりしてるし、手指も問題なく動くみたいで、とりあえず始めたコンシューマーゲームも上手いし、表情とかも小さいくせにジンヒョンだし、なんだか生意気な弟みたいでそれも良い。

思わず頭に手をやって、なでなでしたら、ばしっと見もしないで叩き落された。

SJ「不遜、って言葉をマンネは百万回書き取りして、その後に尊敬って書いて。それから俺に話しかけて」

「敬老っても書いた方が良いですか？」

ぺろっと言ったら、ばっしばし叩かれた。

もう小さい手じゃないからか、結構痛い。

やめて、って手を捕まえたらそれでも俺より二回りくらい小さい手で、俺はしげしげとその手を見つめてしまう。

小さい手。

小さい身体。

なのに中身はジンヒョンだから、全然守られても、お世話もさせてもくんないし、なんなら大きいジンヒョンの方がよっぽど普段十分お世話してる気がする。

小さくなったジンヒョンこそ、もっとゆったり過ごしてくれたら良いのに。

ジンヒョンは小さくなるとちょっと辛そうで、悲しそうで、しょんぼりしてるの分かるから。

朝1番にその顔見て、慰めるのはせめて俺がやりたいんだって思うから。

そのせいで逆に嫌がられてるし、感情の圧が調節できなくて怯えさせてるのは分かってるけど。

怯えた顔もいいんだよ…って、それは置いといて。

構うのやめらんないのは、俺のせいじゃない。

これは全部、ジンヒョンのせいだよ。

「ジンヒョン、もっと頼ってよ」

手を取り返したジンヒョンに、まっすぐ目を見て伝えたら、やっぱり唇つんってしてから

SJ「10年早いよ。誰がお前を育てたと思ってんの」

だって。