恋愛マンガの主人公になりたかった (ページ9)

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急なページ9

嶋佐和也今日、居酒屋行きませんか?

朝起きたらこんなLINEが来ていた。

嶋佐って一体何を考えてるかイマイチよく分からない

一花が言っていた、｢嶋佐さんと喋ってるともっと嶋佐さんのこと知りたくなっちゃうの｣って。

でもこんなこと私には関係ないしどうでもいいよね

｢パン食べよーっと｣

といいベッドから出た

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あーあ、国崎さんからLINE来てない、

それだけでテンションが下がってしまう

でも仕方ないよね、国崎さん芸人だし、今日M-1決勝者の発表らしいし。

歯磨きしてるときは常に国崎さんのことを考えてしまう

私は、国崎さんからLINEが来ていないときは国崎さんとした会話を見返している

国崎さんとのLINEを見返していると

嶋佐からLINEが来た

嶋佐和也M-1の決勝行けたら絶対M-1で俺の事見ててね

とかLINEが来た。

｢あーそうだった、こいつも芸人だったんだ｣

嶋佐のことなんかどうでも良くなってそれも既読無視した

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嶋佐和也あの居酒屋で待ってます

と18時にLINEがまた来たがそれも無視をし昼寝をした

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｢やっば、20時や。｣

私は、携帯を見て19時頃に来ていた嶋佐のLINEに返信した

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私は、あの居酒屋に行き嶋佐を探した

嶋佐はビールジョッキを片手で持ち携帯をいじっていた

｢嶋佐っ！｣と大きな声で言った

嶋佐はそれに気づき

私の目を見て笑顔になった

｢今日は私が奢ってあげる｣

嶋佐｢いや、大丈夫だよ｣

｢無理、強制的に私が払うから｣

嶋佐｢……じゃあ、お言葉に甘えて…｣

そう言って、嶋佐はお酒をどんどん頼んで行った

今日は嶋佐に優しくしよう。と心の中で自分に言い聞かせた

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｢やっぱり、居酒屋ってやっす〜…｣

嶋佐｢Aちゃ〜ん。｣

｢飲みすぎたね｣

嶋佐｢送って〜｣

｢うん｣

嶋佐｢歩いて帰ろう？｣

｢えぇ〜、なんで？｣

嶋佐｢Aちゃんと2人きりでいっぱい喋りたいから｣

“2人きり“か。

私は、嶋佐の肩を持って嶋佐の家まで送った

嶋佐｢Aちゃん、ここで１回休憩しよ｣

｢橋で？｣

嶋佐｢ドラマチックでいいじゃん｣

｢…私そんなドラマ見んから分からん。｣

嶋佐｢ねぇ、Aちゃん俺さ｣

｢ん？｣

嶋佐｢Aちゃんのこと好き｣