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女の子の気持ち ページ7

嶋佐side

国崎さんがもしAちゃんのことを狙っていたらそれはそれでもう諦めるしかない

だけど、国崎さんは

屋敷「ぼーっとしすぎやろ笑」

屋敷が俺の肩をとんっと叩いた

嶋佐「あっごめん、俺用事あんの忘れてた」

屋敷「……分かった笑じゃまた明日

次は浮気されんなよー」

とにやにやしながら屋敷は言った

嶋佐「きもっちわりぃな、あいつ」



「あれ、屋敷さんでしょ」

とAちゃんがいつの間にか俺の横に立っていた

嶋佐「うわっ、びっくりした、」

「…あんたこそ、なんでここにいんの」

嶋佐「たまたまだよ」

「…っそ」と言いAちゃんは一言、俺の目を見て言った

「てか、この前の合コンであんたがトイレ行ってる間に聞いたんだけど

3回も元カノに浮気されてたの?」

嶋佐「え?」

「それってさ、向こうの方が90%悪いけど嶋佐も10%悪いと思っちゃったの。私」

嶋佐「俺が悪い…?」

「ちゃんとその彼女に好きって言ってあげてた?」

嶋佐「…好き…?」

「女って好きって一回でも2回でも3回でも言ってくれなきゃ不安なの。『ほんとに好きなの?』ってなっちゃう

だから、浮気をしちゃうの。けどそれを隠さずにちゃんとあんたに報告することで嶋佐は嫉妬というか…怒ったでしょ?」

嶋佐「…そりゃ怒るでしょ、好きだったもん」

「うん、怒ることは当たり前だよ。だけどその彼女さんは嶋佐が怒ってくれることでまだちゃんと『私の事好きなんだ』って安心したんじゃないかな。って思ったの」

嶋佐「でも、何回もすんだよ?ちゃんと好きって表現したし」

「それはあんたが好きって言う表現を言葉じゃなくて体で示してたからじゃないの?Hのことを好きって表現しちゃダメなんだよ、不安になるもん」

嶋佐「…不安?」

「『体だけ好きなの?』って思ったんじゃないかなその彼女さんは。だから、2回も3回も浮気をして嶋佐に怒ってもらうことでまだ好きなんだって唯一確認できる方法だったんじゃないかな」

嶋佐「Aちゃんってさ、女の子にモテるでしょ」

「え、なんで?」

嶋佐「…元カノが浮気した理由当たってるんだよね。会ったことなくても気持ちが分かるってすごいことだと思う」

「…なんか照れる。」

嶋佐「なんで?笑」

「褒めてないかもしれないけど、褒められてるように感じだから」

嶋佐「…褒めてたよ、俺はAちゃんのこと」

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作者名:今宵 | 作成日時:2022年3月16日 22時

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