検索窓
今日:17 hit、昨日:5 hit、合計:105,020 hit

6頁 ページ7

キヨside____

Aが会社に行ってから、
1時間ほどしてインターホンが鳴った。

「え、なんで来たの?」

「お前が呼んだんだろ!w」

こーすけ、フジ、ヒラ。
最俺のメンバーが集合した。

「そういえばキヨ、知らない女性と暮らし始めたんだって?」

こーすけが興味深そうに聞いてくる。
そうだ、こいつは1度も会ったことがない。

「でも悪い人じゃなかったよ、ねぇフジ」

「うん。料理上手いし」

フジとヒラがAを誉めている。
殺されるとか言ってたヤツらが。

「でも俺らが知ってるあのキヨだろ?
信じらんないよな」

こーすけは半信半疑といった様子だ。

「だっていねぇじゃんw」

「平日だし
キヨと違って仕事してるんだよ」

「うるせぇよ
ほら、動画撮るぞ」

今日は実写の撮影。
そのあと、なんかゲーム実況しようかな。

頭の中でプランを立てながら
撮影の準備をする。

AにLINEをして、撮影に取り掛かった。

Aside____


仕事の休憩に、LINEを見る。

キヨから
肉だらけのカレー
とだけLINEが入っていた。

晩ご飯のリクエストだろうか。
冷蔵庫にお肉あったっけ?

思い出そうと頑張っても、
出てくるのは綾鷹ばかり。

今はそれじゃないんだ。

いや、でもどっちみち足りないだろうし、
スーパーに寄って帰ろう。

「篠山さん、誰かとLINEしてるんですか?」

また新人が話しかけてきた。
やめてくれ。
休憩時間くらい休憩させてくれ。

「もしかして、彼氏さんとかですか?」

「うん、そうだよ」

「へぇー、幸せそうですね」

気のせいかな。
すごく黒い雰囲気のある笑顔。

「そ、そうかなーアハハ」

必死に愛想笑いを作り、仕事に戻ろうとする。
すると、後ろから手を掴まれ引き寄せられた。

こ、これは!
バックハグってやつかぁぁあ!!

イケメンのバックハグに耐性があるわけもなく、顔が赤くなる。

休憩室には私と新人だけ、

「あれ、読んでくれましたか?」

あれ?付箋のことだろうか
あれは確かに読んだ(丸めたけど)

「え、えっ?
よよ読んだ、よ?」

「そうですか!」

パッと解放され、新人の顔を見ると
清々しいほどの笑顔だった。

キラキラとイケメンスマイルが光る。

いや、オフィスラブとか求めてない。
それ以前に

「話、それだけ?」

「はい!」

じゃあ普通に言えよ!!
ほんとなんだよこいつ!

ぷりぷりと怒りながら休憩室を出ていった。

イケメンだからってなんでも許されると思うなよ!

7頁→←5頁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (201 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
673人がお気に入り
設定タグ:キヨ , 最俺
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あかいろ - すごく面白いです!続きが気になります!!! (2020年6月2日 1時) (レス) id: 0037200786 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬。(プロフ) - とっても面白いです!!更新まってます! (2020年4月22日 4時) (レス) id: 63bc0d8925 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - すごい面白いです!続き楽しみにしてます!! (2020年3月3日 1時) (レス) id: 55f78e88a7 (このIDを非表示/違反報告)
you you(プロフ) - やべぇー………更新頑張って (2020年2月26日 22時) (レス) id: be5e3b8c3b (このIDを非表示/違反報告)
まな太郎(プロフ) - 青林檎さん» ありがとうございます(TT)最近遅れ気味なのでがんばります(TT)(TT) (2020年1月16日 18時) (レス) id: b78b8c39a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ありんこ | 作成日時:2019年12月21日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。