俺の彼女とかどうすか。

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11時になってもAが起きない。
いつもは朝ごはん作ってくれてるのに。

いや、休日くらいは寝ててもらおう。

俺が朝食を作り終わっても
まだ起きてこない。

一緒に食べたいんだけどな。

お腹が空きすぎて気が狂いそうだったから、
Aを起こしに部屋へ向かった。

｢A、朝だよ。
........。｣

ドアの外から話しかけても返事がない。

まだ寝てる？
もしかして体調悪いのか？

｢入るぞー？｣

部屋に入ると
Aは大きい抱き枕に抱きついて寝ていた。

｢ちゃんと布団掛けないと、寒いんだから｣

今から起こすし、
布団をかぶせてやるという優しさはない。

そう言えばAの部屋に入るのは初めてかも。

Aの匂いがする。
ずっと不思議に思ってるんだけど、
同じシャンプー使って、同じ生活してても
ちょっとだけ匂いが違うことない？
え？ない？....そうですか。

｢A、朝ですよー｣


Aの肩を軽く叩いても反応がない。
それどころか少し怪訝そうな顔をする。
コノヤロウ。


俺はAの頭を撫で回した。


｢ん.....キヨ。
おはよ｣


｢おはよ、A
朝飯作ったから、早く食べようぜ｣

Aはまだボーッとしている。
ベッドに腰かけて目を擦るAの手を掴んでリビングへ連れていく。

｢うわぁ、ご飯作ってある！｣

眠そうな顔からキラキラとした表情になるA。

｢たまにはいいかなと思ってな｣

｢え、めっちゃ嬉しい
ありがとう！｣

｢おう｣


休日ぐらい作ってやるのも悪くないかもしれない。

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