話しが通じないバカ2人 ページ12
「俺！サンダー・ジルドレス って言うっす！」
正座をしながらハキハキとアクロとノアに自己紹介を始める少年。
サンダー・ジルドレス
特殊化 雷
ノア「面倒臭い」
アクロ「お前、何でここに来た？」
足を広げ伸び伸びとした体制で言った。
そしたら急にサンダーは立ち上がり
サンダー「俺！この新聞を見て貴方達の仲間になりたいなと思ったんス！！！」
目を輝かせながらどこから出したかわからない新聞をバッとアクロとノアの方に見せ、
元気よく話した。
その新聞の大きく書かれていたのは
『クリミネルのハイラントが現る！？？』
と堂々と書かれていた。
アクロ「お、俺とお前じゃん！」
ノア「ホントだな。
面倒臭い事になるな。」
またサンダーは元気な声で２人に話した。
サンダー「俺！この新聞を見た時すっっっっっごい感動しました！
クリミネルがハイラントになるって
そんなこと有り得るのかって！
だから俺！貴方達の間近で見ていたいんス！」
嬉しそうに語ったその姿は夢を見つけた少年のような笑顔だった。
ノアは
＿＿＿＿気持ちが強いんだ。
仲間にしてやってもいいと思いアクロに言った。
ノア「なぁアクロ仲間にしてやっても……」
ノアの言葉を消すかのようにアクロは言った。
アクロ「却下。」
アクロは冷たい目線でサンダーを見つめ言い放った。
サンダー「な、なんてでっすか……。
俺にダメなところがあったら直します！
だから俺をここに置いてくださいっす！」
サンダーは勢いよくアクロの足元で土下座をした。
ノアは何故ここまで此処に入ろうとする少年を否定するのか理解が出来なかった。
ノア「なんでだ！アクロ！！！」
アクロ「一言で片ずける。
�爐�前は弱い��
ただそれだけだ。」
アクロは立ち上がり落ちてた雑誌を拾い別の場所へと移動した。
ノア「おい！待て！アクロ！！！」
ノアはアクロを追いかけて行った。
だが一度立ち止まり、サンダーの方を向いた。
ノア「彼奴が心底嫌かも知んねぇけど、
私は彼奴に救われた。
お前は多分間違ってないと思う。」
そう言い、ノアは去った。
サンダー「なぁ父ちゃん。
俺はまだ弱いのか？」
サンダーは一人呟き天井を見た。
サンダーの目は涙が出そうな顔だった。
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作者名：ゆおんくん | 作成日時：2017年3月22日 19時
