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夏祭り当日、浴衣の着付けと髪のセットを女友達に頼み坂田から貰った化粧品でメイクも完璧にしいざ出発__したはいいが、
「...え、?」
集合場所に行くと、そこにトシはいたがトシを囲むようにして浴衣でバッチリ決めた女の子達がいて。
「土方くん、あっち行こうよ〜」
「私、あれ食べたーい!土方くんもどう?」
うわ...これは勝ち目ない、っていうかこれ別にデートとかじゃなかった?私が勘違いして浮かれてた感じ?
そんなことを思いながら落ち込んでいると、
「葵ー!あっちの屋台、一緒に行こうアル!!」
腕を引かれたかと思うとそれは神楽で。
「え...神楽、なんでここに...?」
「なんでって...アイツに誘われたネ、なんかトシと葵がうまくいくよう協力し__、...!!ってお前、いきなり何するネ!」
すると神楽の口が誰かによって塞がれ、言葉が遮られる。その誰かというのは沖田 総悟...っていうかなんでこの人もここに、...
「てめェ、あんまベラベラと余計なこと言うんじゃねェ。...すいやせん、今、コイツが言おうとしたことは忘れて下せェ、」
「あ、はい...」
すると神楽は私の腕を引いて
「葵、早くしないとおいしいもの無くなるネ!急ぐアルよ!!」
私の腕を引いたまま孟ダッシュする神楽。そんな中、後ろから沖田が
「おい!てめェは何しに来たんでィ、アホチャイナ!屋台食べつくしに来た訳じゃねーだろ、...って、聞いてないか...クソ、あのアマ__」
「...神楽、あの人なんか言ってるけどいいの?」
「アイツの言うことなんてどーでもいいネ、それより葵、話してないで早く行くアル!!」
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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時