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しばらくして坂田の熱が少しずつ下がってきて、お粥を与えると









「おい、フツーそこは食わせるだろ。あーんしてくんねーの?」









「いや、もうその調子なら自分で食べれるよね?自分で食え、」









「可愛くねェ奴、...モグモグ」









そういって渋々とお粥を食べる坂田に、先程桂さんからもらった紙袋について聞こうと思い紙袋を坂田の前に出すと、坂田は驚いたような顔をしたかと思うとむせ始めて









「お、お前...っ、なんでそれ持って、!?」









「えっと...桂さんがこれ坂田から私への贈り物じゃないか、って言ってくれた。」









「ったく、あの野郎...空気読めよ、せっかくサプライズで渡そうと思ってたのによ......あーそうだよ、お前にやるよそれ。」









「本当?ありがと..嬉しい、」









紙袋から浴衣を取りだし、改めて見るがやはり色鮮やかでとても綺麗だ。









「その...なんだ、お前がもしよかったらなんだけどよ____」









プルルッ









坂田が話始めたと同時に私の携帯がなり、









「あ、ごめん坂田...はい、もしもし?えっと...トシ?」









坂田にそういって一旦坂田を寝かせている部屋を出て携帯に出る。









『お前..今週の土曜暇か?...近所で夏祭りあるみてェなんだが...どうだ、行かねェか?』









え、まって...これってデートのお誘い?今までこんなおいしい展開なかったのに...やっぱり坂田が私に女の子になる指導してくれたお陰?









『行く、夏祭り行きます』









『集合場所とかはまた後で連絡する。じゃあな__』









通話を終えると、部屋から坂田が出てきて









「...土方からか?」









「うん、夏祭り行かないかってお誘い..!」









「そうか、..良かったな。」









「うん!...それで坂田、さっき何か言いかけてなかった?」









「...別になんでもねェ。夏祭り、楽しんでこいよ」









坂田は軽く笑ってそう言った。けど、その顔にどこか違和感を感じはしたが気のせいだと思い、気にしないことにした

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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時

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