偽りの乙女【銀魂】 (ページ22)

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「...じゃあ俺もう帰るな」

坂田が来た後、トシはそういって玄関で靴をはく。

「え、トシ...話はいいの？」

「...いや、いい。また明日な、葵」

トシは話があるとか言ってたが、そういってドアを開け出ていってしまった。トシが出た後、坂田が私に

「悪い..俺、なんか邪魔したっぽいな...」

「いや別に...それより坂田、それ一緒に食べよ＿＿」

＿＿＿＿

坂田が買ってきたケーキをリビングで坂田と食べながら

「そのよ、...この前キスした時って...アレお前の初めてだったりしたか、？」

聞きづらそうにそういう坂田に軽く頷くと、坂田は大きくため息をついて

「やっぱりそうなのか...悪い、本当に悪かった、...」

本当に申し訳なさそうに謝る坂田に、そのときはあった苛立ちも消えケーキを頬張りながら

「もういいよ、そんな謝らなくて。大丈夫だから、」

「悪い、...今度はお前がちゃんと土方ｸﾝとキスできるように協力すっからよ、」

坂田がいきなりそんなことを言うから、ちょうどそのとき飲んでいたお茶が変なところにはいりむせてしまう。

「は、何言って...」

そんな私をお構いなしに、坂田は話を進め

「まず最初にアレだ、お前アイツをデートに誘え。んでとっととおとせ、」

「デートって..無理だって、それにおとせって言われてもそんなのどうやって...」

「とにかく俺に任せろ、俺のいう通りにしてれば絶対土方ｸﾝおとせるから、」

その自信はいったいどこからくるんだか..

こうしてそんな坂田による私を女にする改革(？)が再度始まった