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葵side
講義が終わり、家に帰宅。ゆっくりくつろいでいるとインターホンがなり、ドアをあけると
「トシ...?何か用?」
そこにはトシがいて。トシは私にあるものを差し出し、
「お前、レポート再提出だとよ。教授から預かった、」
「え、うそ...まァ、テキトーに書いたしなー...わざわざありがとね、届けてくれて。」
トシからそれを受けとるが、まだ彼は帰る様子がなく。私をちらりと見たかと思うと、
「お前に話したいことあるんだけどよ...少し邪魔してもいいか、?」
「話...?別にいいけど、...」
話があるとかいうトシを家に入れ、とりあえずリビングに行って彼をソファーに座らせ
「ちょっと待ってて、お茶出すから」
「..おう、気使わせて悪ィな。」
お茶を用意し、彼に出しに行こうとするがいつの間にかソファーに座っていたはずの彼の姿はなく。
「(え、どこ行ったトシ...?)」
私は小さい頃からこの家に住んでいる。ちなみに、現在両親はどちらも海外で働いてるため滅多に帰ってこない。
..トシは小さい頃はよくうちに遊びに来ていたため、恐らくこの家の構造は分かるはずだ
トシを探しに家の中をうろついていると私の部屋にたどり着き、トシは私の部屋の本棚の前で何かを探していた。声をかけると、
「先週、お前に貸した参考書..あれどこやった?」
「え、参考書?...そんなの借りたっけ?」
全く借りた記憶がなく、そういうとトシは私をじとっとした目で見る
「さ、探しマス、...」
参考書を探している途中、トシに
「...あれ、お前の服か?」
そう声をかけられ彼の視線の先に目をやると、そこには先日坂田に買ってもらった花柄のワンピースが。
「あ、うん...一応私の。」
「お前もああいう服、持ってるんだな。..坂田と出掛けた時にでも着たのか?」
「...まァ、うん」
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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時