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「土方さんじゃねェですかィ。...あ、奥さん、土方がお世話になってやす」
すると今度は影から見ていたはずの総悟がやってきて、小声で俺に「プランBで行きやすぜ」と一言。んだよ、プランBって..
「それにしても奥さん、随分若いですねィ。16でしたっけ、..ちなみに俺は18でさァ。歳も近いんで何かと話し相手に慣れやすぜ、」
そう言いながら総悟は彼女の手をとり、爽やかな笑顔を彼女に向ける。...これは多分恐らく、女の気を自分にやらせようとしてるってとこか?
「今度よかったら一緒にお茶でもどうですかィ、それか他にもどっか遊びに__」
すると彼女は総悟から手を離し
「すみません、遠慮しておきます」
そういって総悟を相手にもしない彼女に対して、総悟は火がついたのか先程よりも迫りはじめる。
「...あんなのより絶対俺の方がいいですぜ、俺が幸せにしてあげやすよ?」
「すみません、童顔はちょっと..それに十四郎さんよりも背低いし..簡潔に言うと、」
「タイプじゃないんですよね、貴方」
そうにこりと頬笑む彼女。珍しく総悟がズタズタにけなされ、本人もダメージを追ってるようで心ここにあらず...という感じになってしまっていて
「(案外すげぇな、この女...)」
そう思っていると彼女に、
「十四郎さん、お仕事は終わったんですか?..そうであれば一緒に帰りましょ」
「あぁ、仕事の方はもうあがりだ。帰る..か、」
とりあえず今日は、そのまま彼女と帰ることにした
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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時