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「君……誰や?」

直接的すぎる疑問を寄越してきたシャオロン第二近接部隊長
それもそうだ、今回ここに居ていいという許可取りを一切していなかった
これは何か言われるだろうか
そう思いつつ、ひとまずは自己紹介だと気を取り直す

『初めまして、シャオロン第二近接部隊長。私は情報管理部所属のA・ブラウンと申します。』

「情報管理部の…………………あー!!この間の会議でゾムにオペレートするって決まった子か!!!」

『はい』

「あぁー…ね………」

大きな声を上げて驚いたと思ったら、今度はぶつぶつと何かを考え込み始めたシャオロン第二近接部隊長
やはりここにいてはダメだったのだろうか
不安な気持ちで見ていると

「あれやんなぁ、そういえば昨日ロボロがなんや言うとったわ!ゾムにオペする子が任務までの2日間、ゾムに着いて回るだろうからよろしくなって!」

溌剌とした言葉に今度はこちらが驚く番だ
ロボロ情報管理部長、まさか幹部様方にわざわざ言ってくれてたのか…?
いや、でも先程の様子だとエーミール参謀長もゾム第一近接部隊長も知らなかったみたいだし…?

頭の中を疑問で埋めつくしている最中

「まあとりあえず好きに見ときゃええんちゃうか!!!楽しんでけよ〜、情報管理室にこもってばかりじゃ見られんことばっかやろーし!」

シャオロン第二近接部隊長にそう声を掛けられ、彼が走り去る後ろ姿を見送ってしまった

ロボロ情報管理部長とシャオロン第二近接部隊長は仲が良いため、ご飯時の話題にでも出たんだろうと1人無理やり納得し、観察を開始することにした

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作者名: | 作成日時:2020年11月16日 15時

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