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その後_1時間程だろうか、エーミール参謀長とゾム第一近接部隊長は談笑し、ゾム第一近接部隊長は訓練が入っているからと、またしても窓から飛び出して行った

そして、またエーミール参謀長がゾム第一近接部隊長にお小言を叫んだ
昨日も見たなこの図

「まったく…、もう一生私の言うことを聞かないで窓から出ていきますね、あれは…」

『癖なんですかね』

「そうですね、一種の癖ですねあれは、職業病でもありますかね…。ところで、ゾムさんに着いて行かなくていいんですか?」

ごもっともな疑問に
ああ、と答える

『次に向かう場所は第一近接部隊訓練場第三室なので、今から最短距離で走っていけば先に着けます、ではエーミール参謀長また後日』

「はい、またいらして下さいね」

別れの言葉もそこそこにゾム第一近接部隊長より早く第一近接部隊訓練場第三室に向かうため、エーミール参謀長の視界を外れた瞬間走り出す

そして、私も開いていた窓から落下する
最短距離なのだ、致し方無し
エーミール参謀長に見られたら、懇々と説教食らうだろうなと思いつつ、足を動かしたままロボロ情報管理部長よりいただいたゾム第一近接部隊長の予定を見返す

『今日の訓練は…一般兵への指導と幹部同士の手合わせ…か、なるほどこれは観察しがいがある』

幹部同士の手合わせなんて、まじまじと見ることはなかなか出来ない
いつもは情報管理室に閉じこもりっぱなしだからな

逸る心を抑えきれず、私は走る速度を上げていった

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作者名: | 作成日時:2020年11月16日 15時

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