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side しのぶ

コンコン、と伊黒さんの屋敷の戸を叩く。
しばらくしても、応答が無かった。

『…伊黒さん、いないのかな…』

Aさんが心配そうに眉を下げる。
こんな時間にいないなんて…

甘「伊黒さ…!!鍵掛かってないよ…!」
し「…入って、みましょうか」

恐る恐る二人に聞く。
二人はごくり、と唾を飲み込んでから、ゆっくりと頷いた。
からら、と戸を開ける。
すると、とんでもない血の香りが鼻をくすぐった。

し「…っ…この匂い…伊黒さん…まさか…」
『行こう。行くしかない』

Aさんが手前の部屋の戸を開けた。
瞬間、短く悲鳴を上げた。

『伊、伊黒さん…っ!?伊黒さん!!!』

Aさんが部屋に入る。
私たちも続いて部屋に入ろうとすると、そこには信じがたい光景が広がっていた。
伊黒さんが、両腕に大量の切り傷、引っ掻き傷を付け、大量の血を流して倒れていたから。

し「っ…!Aさん、あまり揺さぶるとよくないかもしれないです。顔色が悪い…失血してるんですね…甘露寺さん!伊黒さんの屋敷から包帯か、無ければ布を持ってきてください!」
甘「!わかった!!」
『伊黒さん…私のせいで…ごめんなさい、ごめんなさい…』

Aさんがぽろぽろと涙を流す。

し「…Aさんのせいではないですよ。それより今は、伊黒さんの手当てに集中しましょう!」
『胡蝶ちゃん…うん、ごめん。』

しんみりした空気の中、バァン!と戸が開いた。

甘「包帯あったよ!!はい!!」
し「ありがとうございます。……よし、これでひとまず大丈夫のはずです…蝶屋敷に運びましょう!誰か伊黒さんおぶれますか?」
甘「私!私運べるよ!」

甘露寺さんが伊黒さんをおぶる。
私たちは急いで蝶屋敷に向かった。

。。。→←ごめんなさい



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こぉひぃ - ↓すいません、同一人物です… (2020年6月23日 23時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
ささらぎ - ぽんちゃんさん» うあぁ…ちょっとお話が浮かんできちゃいます… (2020年6月23日 23時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 全員と仲直りした途端また、徐々に悪い噂とかが出たりして (2020年6月23日 7時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
こぉひぃ - いちごきゃらめるさん» わぁああ!ごめんなさい!直しておきます! (2020年6月7日 3時) (レス) id: a05fff6e52 (このIDを非表示/違反報告)
いちごきゃらめる(プロフ) - 甘露寺の字違いますよ。 (2020年6月6日 12時) (レス) id: 654b6b5b60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こぉひぃ | 作成日時:2020年3月21日 22時

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