貴方に好かれて痛かった【不死川実弥】

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side A

煉「むっ！？千寿郎、積極的だな！」
千「あっ、兄上…こ、これはちがくて…」
『えー、もう離れちゃうのぉ？』
千「Aさんっ！！」

千寿郎君が怒ったように頬を膨らませる。
私はそれがかわいくて、少し笑ってしまった。

千「あっ…お二人でお話がしたいと思うので、僕はこれで…」
『じゃーねー！』

去っていく千寿郎君に手を振る。
千寿郎君は控えめに手を振ってくれた。

煉「もう仲良くなったのか…さすがだな。」
『えへへ、それほどでも』
煉「！！！」

煉獄さんは私が返事してくれたことが嬉しいのか、頬を緩めた。

煉「これ、お茶だ。…さて、と」

煉獄さんは私にお茶を差し出すと、神妙な顔で正座した。

煉「ほんっっっっとうにすまなかった！！！！！」
『！？』

そして、テーブルに頭がつくぐらい頭を下げて、謝罪した。

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