67***BTS ページ19
JM「A？」
驚いたジミンだったがゆっくりと近づいていく。
その足音にAはビクッと体を揺らした。
「来るな！誰も私を見ないで！あっち行って！！！」
JM「俺だよ、ジミン。どうしたんだよA」
ジミンは落ち着いた声で話しかける。
「ジミン？・・・ソンベ？」
どうやらAは相手が誰か気付いていなかったようだった。
聞き返しながら顔を上げる。
JM「お前が病院からいなくなったってベッキョン先輩からうちのテテに連絡来たんだよ。
たぶんここじゃないかって思って探しに来た」
「ほんとに、ジミンソンベ？・・」
Aが目を凝らすようなしかめっ面をしてみせた。
JM「？・・見えないのか？」
しかめていた顔が泣き顔に変わる。
「ソンベ・・・・・たすけて・・」
また俯いて抱きかかえている両膝に額を乗せるA。
ジミンは足早に近づくと覆いかぶさるようにして抱き締めた。
JM「我慢してないで吐き出せ、A」
小さく蹲っていたAがジミンの腕の中で震えながらその胸にすがった。
･
「ステージに戻れないかもしれない・・」
泣きながらやっと口にした言葉だった。
ジミンは黙って耳を傾ける。
「見られるのが怖い・・・知らない人間が、怖い・・」
いつもふてぶてしい位に堂々と先輩である自分達と渡り合ってくるAのか細い声にジミンは抱き締める力を強めた。
「・・次はステージでころされるかもしれない・・・」
自分の腕の中にすっぽり収まってしまうAに、ジミンは改めてその幼さを感じ取る。
JM「やっと気付いたか」
ジミンはふっと小さく息を吐いて微笑んだ。
JM「俺たちを取り囲んでる状況っていうのは、毒にも薬にもなる。
選択を間違ったり弱さに負ければ、毒の沼に引きずり込まれるんだ」
ジミンの服を掴むAの手に力がこもる。
JM「逆に言えば、自分の気持ち次第でどこまでも高みに行ける薬になる。
俺はステージに立つ怖さも含めて、この仕事が好きだ。
メンバーが好きだ。ペンのみんなが好きだ。
お前と踊るのが好きだ」
Aが顔を上げた。
JM「お前は？もうこの仕事嫌いになったか？」
「・・・」
充血した目に涙を溢れさせてAはジミンを見つめた。
JM「その顔は違うよな。
お前はまたステージに立ちたい。だから苦しんでるんだろ」
瞬きで涙が流れ落ちる。
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〜NAE〜(プロフ) - マイさん» ありがとうございます(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ いま書いている部分がなかなかうまくまとまらなくて更新滞っていて申し訳ありませんT^T コメントありがとうございますっ頑張ります！！！ (2018年3月31日 6時) (
レス) id: b1ae71ac5c (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 続きが読みたいです！楽しみにしてます！ (2018年3月31日 0時) (レス) id: 462242a30f (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - 名無し24407号さん» なんというありがたいお言葉T^T 本当にありがとうございます！ご期待に応えられますよう頑張ります＞＜。 コメントありがとうございますっっめちゃくちゃ励みになりますT^T (2018年3月23日 13時) (レス) id: 4cc4eb82da (このIDを非表示/違反報告)
名無し24407号(プロフ) - どハマり！続きが気になって仕方ないてます！更新お願いします！待ってます！！ (2018年3月23日 11時) (レス) id: 6ceee168e8 (このIDを非表示/違反報告)
〜NAE〜(プロフ) - nagisaさん» nagisa様こんにちは！とっっっっっっても嬉しいお言葉ありがとうございますT^T これからもがんばりますのでよろしくお願い致します＞＜。 コメントありがとうございました♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: f67a508fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：〜NAE〜
| 作成日時：2018年3月21日 0時
