SHINE. (ページ40)

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ー目黒蓮sideー

俺達は衝撃の発表を目の当たりにして、何が出来るだろうか

深澤「滝沢くん!どういうことですか!」

事務所の頑丈なドアを突き破りそうな勢いで深澤くんが入っていく
後に続いて、俺を含めた他のメンバーも部屋に入る
俺達のマネージャーは顔色を青くして何か言ってる、頭に血が上りすぎて気になんてしていられない

滝沢「何の騒ぎだ。落ち着け」

岩本「すみませんけど、落ち着けません
Aが韓国のグループでデビューってどういうことですか」

佐久間「きちんと話してもらわないと、俺達納得できません」

滝沢「...発表された通り、Aは韓国でのデビューが決まっていた」

阿部「決まっていたって、いつからですか」

滝沢「ジャニーさんが、亡くなる前からだ」

それはつまり、ここ数日の話なんかじゃなく、6月くらいから決定してたこと
俺達のデビューが決まった時と同時期に、Aちゃんもデビューが決まっていたんだ

ここではない、違う場所で

宮舘「韓国って、ジャニーズとしてのデビューはもうないってことですか?」

滝沢「前にも言っただろ、お前達とのデビューはないって」

渡辺「ソロでもなんでもAならどんな形でもデビューできたはずです」

滝沢「お前達なにか勘違いしてないか?韓国でのデビューはAも納得してのことだ」

目黒「!!」

ジャニーズとしてのデビューも叶わない話ではなかったAちゃんが、そんな決断をしていたなんて

初期メンバーの6人の顔を、俺は見ることが出来なかった
ただ、岩本くんであろう人が壁を殴るような音だけは鮮明に聞こえた

滝沢「正直お前達にとってショックが大きいことは予想してた
けど、このタイミングでの発表はAが望んだことだ
もうAは日本にはいない。Aは覚悟を持って日本を離れたことだけは否定するな」

向井「否定なんて、できないっすよ...」

滝沢「また茨の道を進むんだ。お前達に、いや俺達にできるのは離れてても仲間として背中を押してやることだ」

滝沢くんはそう言った
でも本人の背中は、目の前にはないわけで

もう一回言うけど、俺達は衝撃の発表を目の当たりにして、何が出来るだろうか

(次からSEVENTEEN側続きます)