SHINE. (ページ15)

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ー藤原丈一郎 sideー

藤原「はぁ?」

大橋「びっくりした～。もう丈くんいきなりおっきい声出さんといて」

藤原「あぁ、ごめん。じゃなくて、Aと連絡つかへんてどゆーこと」

向井≪そのまんまの意味やんかー。こっちはみんなそれで大騒ぎやねん≫

藤原「向こうから連絡来てへんからな...。他当たってみるは」

向井≪こっちもJUMPさんとかに聞いてみるは。なんかあったら連絡してや≫

随分と思いつめた顔でもしてたんやろか、視界の端で長尾が心配そうに俺を見てる

西畑「電話康ちゃんやんな?Aちゃん連絡つかんの?」

藤原「誰が電話しても電話でやんねんて」

大橋「珍しいな。結構連絡まめやのに」

Aとの最後のトークは、丁度1週間前
大倉くんに会ってご飯行ったとか言って急に写真送ってきた。それに俺が既読つけたままで終わってる

丈一郎みんなが連絡つかんって心配してんねんけど、生きてる?

何だろう、この何とも言えないもやもやとした感覚は

高橋「なんかあったんすかね」

道枝「心配やけど、俺連絡先知らんしな..」

西畑「おおにっちゃんもちょくちょく連絡取ってるらしいから、後で聞いてみよ、な?」

だからそんな怖い顔しんと、大吾に背中を叩かれて初めて肺の息がきちんと出せた気がする

長いことAを知ってるけど、こんな得体の知れない感覚に襲われたんは初めてで
お願いやから、いつもみたいにしょーもない返事返してや

大西「なぁ、Aちゃんから3日も連絡返ってこんねんけど丈くんなんか知ってる?」

そんな俺の希望も、流星の言葉であっけなく絶たれてしまい
震えない携帯をただただ握りしめるだけだった